箱根駅伝 国学院大が初V&3冠へ壮行会 主将の平林清澄「今年こそ前田監督を大号泣させたい」
来年1月2、3日に行われる「第101回東京箱根間往復大学駅伝」で、初優勝と大学駅伝3冠を目指す国学院大が13日、東京・渋谷キャンパスで壮行会を行った。主将の平林清澄(4年)は「メンバー16人全員が過去最強を更新していると感じている」と力強く語った。 前回大会は、準備段階でインフルエンザの集団感染もあり5位。2月の大阪マラソンで初マラソン日本最高記録をたたき出した大黒柱は、10月の出雲で6区区間賞、11月の全日本は7区区間2位でチームの優勝に貢献。「2冠したからどうこうというより、一戦必勝」と冷静に史上6校目の大学駅伝3冠を見据えた。 エース、主将、寮長の〝三刀流〟。最後の箱根路の起用法について前田康弘監督は「2区か5区。エースがエースの走りをしたところが勝つ」と大きな期待を寄せた。 ライバルは2連覇が懸かる青学大、王座奪還を狙う駒大。平林は「6区以外は(想定しながら)準備している。僕の夢、監督の夢、チーム全体の夢が箱根駅伝の総合優勝。今年こそ前田監督を大号泣させたい」と闘志を燃やした。(高橋朝香) ★駒大はV奪回へ虎視眈々 2大会ぶりの優勝を目指す駒大は13日、箱根駅伝に向けたオンライン取材会を行い、今季好調の山川拓馬(3年)が「昨年以上の走りができる」と自信を見せた。前回大会は4区区間6位。首位と4秒差でタスキを受けたが、両恥骨を痛めて失速した。今季はフォーム改善などに力を入れ、11月の全日本で8区区間賞に輝いた。箱根の希望区間は1年時に区間4位だった5区とエース区間の2区。「上りで勝負できる。箱根の借りは箱根で返す」と目を輝かせた。