中日・井上監督「ショートで固定したい」… 村松開人、まずは打撃でアピール! スイング強化の本塁打
沖縄秋季キャンプに参加している中日・村松開人内野手(23)が14日、シート打撃で本塁打を含む長打2本を放った。「強く振る」を今キャンプのテーマに掲げており、下半身を意識したスイングで打球が力強く変わりつつある。 ◆柳裕也と阿部寿樹、村松開人「明治3ショット」【写真】 体を追い込む鍛錬の11月。打席で結果を残したのは村松だ。「自分のやりたい打席内容に持っていけた。(本塁打は)うまく体が反応して、(ファウルゾーンに)切れない打球を打てた。少しずつ練習の成果が出てきていると思います」 シート打撃では、まず第2打席で育成・森山から右翼線への二塁打。さらに第3打席では、森山がカウント2―2から投じた内角高め直球を捉え、右翼芝生席へ放り込んだ。11日のシート打撃でも根尾から左越え二塁打を放っており、ここまで6打数で長打3本と力強い打撃を見せている。 今季は102安打のうち、二塁打14本、三塁打3本、1本塁打で長打率は3割3分7厘だった。今キャンプでは「強く振る」をテーマに掲げ、打球に角度を追い求めている。「角度をしっかり付けるのがポイント。バットの入りが良くないと角度は付きません」。より強く、遠く飛ばしたい。 理想のスイング軌道は、下半身を意識した体の使い方から生まれる。今キャンプから、ロングティーでは下半身をより使うように意識し始めた。「ロンティーの下半身の使い方を実戦で同じようにできるかどうかです。しっかり力が出せると、(打球が)切れずにそのままいってくれます」。練習通りの打撃を貫いた末の本塁打だった。 守りでは主に遊撃で109試合に出場した。井上一樹監督(53)は「村松に関しては、ショートで固定したい。今年やったことが自信となって、来年につなげてほしい」と期待を込める。
中日スポーツ