【阪神】完勝 2連敗で止め岡田監督が通算700勝達成!接戦が一転 7回 大山、前川、佐藤輝の連続適時打で一挙4点 村上が3勝目
■プロ野球 阪神8ー1中日 (27日 甲子園) 阪神は中日に完勝し連敗を2で止め34勝32敗5分の貯金2とした。岡田監督はNPB史上20人目の監督通算700勝目を阪神で512勝、オリックスで188勝で達成した。先発・村上が8回まで無失点、9回に1点を失い降板も自身の連敗を4で止め3勝目(5敗)を挙げた。打線は0ー0で迎えた7回に中野のツーベースから無死一・三塁の好機を作り大山、前川、佐藤輝の3連続タイムリーで4点を先制。8回も森下、前川のタイムリー、佐藤輝の犠飛で4点を加えた。 先発・村上は今季12度目の登板、試合前まで2勝5敗、リーグ9位・防御率2.12。前回の6月18日・日本ハム戦(甲子園)は5回を2安打無失点で勝ち負けつかず、自身4連敗中。今季の中日戦は2度目、前回の5月14日(豊橋)は7回1/3を8安打4失点(自責3)で負け投手。 村上は1回、カリステと田中に連打され無死一・二塁とするも板山を左飛、細川を空振り三振、石川昂を三ゴロに抑え無失点の立ち上がり。 近本が昨年9月30日・広島戦以来のスタメン落ち。1番センター・島田、2番セカンド・中野、3番ライト・森下、4番ファースト・大山、5番レフト・前川、6番サード・佐藤輝、7番キャッチャー・梅野、8番ショート・小幡、9番ピッチャー・村上のオーダーを組んだ。 中日の先発・梅津に1回、島田は四球、エンドランで中野が遊強襲安打で無死一・三塁の先制機に。森下は空振り三振、大山は遊ゴロ併殺打で好機を潰した。 村上は3回1死からカリステに中安打も田中を二ゴロ、板山も二ゴロに打ち取った。打線は3回2死から島田が二内安打も二盗失敗。 村上は4、5回はリズムよくアウトを重ねていき得点を与えない。だが打線は4回も中野は空振り三振、森下は中飛、大山は三ゴロとあっさり3人で終わり、5回は1死から先頭・佐藤輝が左中間前に打球を飛ばすも二塁を狙い憤死し、好機を作れない。 村上は6回も田中を見逃し三振、板山を空振り三振、細川を二ゴロと3人で退ける。だが裏の攻撃も小幡、村上、島田と出塁できず。 村上は7回、石川昂を右飛、福永を左飛、宇佐見に投内安打も龍空を空振り三振に取る。 7回の攻撃で先頭・中野が左中間にツーベース、森下の強烈な投ゴロを梅津が三塁へ野選で無死一・三塁の絶好機に。大山がレフト前にタイムリーを飛ばし1点を先制する。 なお無死・三塁から前川が代った中日2番手・斎藤からライト線にタイムリーツーベース、佐藤輝はレフトへ2点タイムリーを飛ばし、4ー0と大きくリードを広げた。 村上は4回、代打・高橋周を空振り三振で10個目の三振を奪い、カリステを三ゴロ、田中を右飛に抑えた。 8回の攻撃では島田、中野、森下の3連打で1点。大山は四球で無死満塁から前川がセンターオーバーの2点タイムリーを弾き返し、7ー0とする。さらに佐藤輝がレフトへ犠飛を打ち8ー0と大量リードを奪った。 村上は9回も3連打で1点を失うも2番手・富田が後続を抑え3勝目(5敗)を挙げた。