近大和歌山 出場６度目で悲願の初戦突破！ＷＴＢ伊藤が父譲りのステップで躍動「似ているって言われる」
「全国高校ラグビー・１回戦、近大和歌山２９－７坂出第一」（２８日、花園ラグビー場） 大きな拍手とともに手に入れた『花園１勝』。近大和歌山が出場６度目にして悲願の初戦突破を成し遂げた。ＷＴＢ伊藤吏雄（りお）＝１年＝は前半に２トライと躍動。「１年生の僕が勝利に貢献できたことが、とてもうれしかった」と無邪気にはにかんだ。 前半９分。味方がつないだパスを受けて左サイドに先制トライを決め、続けて１７分にもトライ。ノリに乗ったチームは一挙４トライで、勝利の流れを呼び込んだ。 “イケメン１年生”の父は、元近鉄のＷＴＢ伊藤真一さん（４３）。現役時代のプレーは見たことがないというが「ステップの切り方とか、お父さんの友達に（父に）似ているって言われる」とプレースタイルを引き継いでいる。「２回戦も活躍できたら」。ラガーマンの血が騒ぐ花園で２勝目をつかみにいく。 ◆伊藤 吏雄（いとう・りお）２００８年１１月１１日、大阪府出身。トップリーグ・近鉄（現花園）の選手だった父・真一さんの影響で小学１年からラグビーを始めた。大阪・郷荘中時代はバレー部。近大和歌山でラグビーを再開した。１７０センチ、６３キロ。５０メートル走は６秒８。
