現在の“F1最強コンビ”はマクラーレン? レッドブル重鎮マルコ、フェルスタッペン✕ペレスの自陣営にあらずと認める
3度のF1世界チャンピオンであるマックス・フェルスタッペンと、セルジオ・ペレスを擁するレッドブル。同陣営でモータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、現在F1でベストなドライバーを揃えているのはランド・ノリスとオスカー・ピアストリを抱えるマクラーレンだとして、レッドブルではないと認めた。 【動画】オープニングラップに衝撃の大クラッシュ発生! ペレスのマシンは見るも無惨な姿に|F1モナコGP レッドブルはカナダGPを前にセルジオ・ペレスとの契約を2年延長したことを発表し、将来的なラインアップに関する憶測に終止符を打った。 ただ、ペレスはモナコGPとカナダGPの2戦で予選Q1敗退からのクラッシュによるリタイアと、散々な週末を過ごした。カナダGPではフェルスタッペンが勝利を挙げたものの、ペレスが2戦連続ノーポイントとなったことで、レッドブルはコンストラクターズランキングでもライバルの接近を許した。 ここ数戦はレッドブルに絶対的王者たる勢いはなく、フェラーリに2勝、マクラーレンに1勝を許し、カナダGPではメルセデスのジョージ・ラッセルがポールポジションを獲得した。 カタルニア・サーキットで開催される次戦スペインGPでは、また違った勢力図になるというのが大方の予想だが、各チーム首脳陣も注意深く動向を見守っている。 マルコは迫るライバルのドライバーラインアップについて触れ、マクラーレンの“エース格”であるノリスと、新進気鋭の若手であるピアストリのコンビに注目した。 Journal de Montreal紙に語ったマルコは、レッドブルがグリッド上で最強のペアを擁している訳ではないと語り、その称号はマクラーレンに値すると明かした。 「(ベストコンビは)マクラーレンのランド・ノリスとオスカー・ピアストリだ」 マルコは疑うことなく、そう語った。 「彼らは若く野心的だ。現状、彼らは仲が良くて上手くいっている」 マルコがそう語る一方、レッドブルはペレスとの契約延長を選んだため、”何か”が起きなければ2026年末まではラインアップに変化はなさそうだ。 ただペレスの後任候補にはRBの角田裕毅やリザーブドライバーのリアム・ローソンなど、若いふたりも控えている。RBのダニエル・リカルドは今季の成績から後任筆頭ではないようだが、選択肢として陣営に留めると見られている。
Zeynep Taş
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