J1神戸 連勝が6でストップ 9戦ぶりの痛い黒星 暫定首位ならず
「明治安田J1、神戸0-2FC東京」(18日、ノエビアスタジアム神戸) 神戸が8月7日・川崎戦以来9試合ぶりの黒星を喫して連勝が6で止まり、暫定首位返り咲きを逃した。この試合を含めリーグ戦残り5試合。勝ち続けるしかない神戸は序盤から苦戦を強いられた。敵陣でボールを保持し続けたが、前半24分にゴール前が空いたスキに相手に先制点を決められた。8月11日・横浜M戦以来の先制を許し、追う展開となった。 【写真】ゴールマウスに吸い込まれるボール 呆然の神戸イレブン 同33分にはFW大迫が、ボールを奪おうとした相手DFのプレーをめぐり激高。両者が言い合う場面もあった。神戸は再三、相手陣地に攻め入ったが前半にゴールネットを揺らすことはできなかった。すると後半9分には、相手FKからFW安斎にヘディングを決められ追加点を許した。 後半はFW宮代に代えてFWジェアンパトリッキを、MF井手口に代えてDF広瀬を投入。また、DF菊池ら、カウンターで得点源となれる選手を起用して同点、逆転を狙ったが、ゴール前を固めてくる相手の堅い守備を崩すことにてこずり続けた。 吉田監督は「少ないチャンスを相手にものにされた。自分たちは1点が遠かった。試合は続くし切り替えていかねればいけない」と悔しさを飲み込んだ。 首位・広島と勝ち点1差で追う立場。勝てば広島を抜いて暫定首位に立つ可能性があったが、裏を返せば、広島が負けない限り神戸は1試合も落とせない状況という現実にも直面している。厳しい状況に陥ってしまった。