オリックス中嶋監督「もうよくわからない試合」14四死球でドロー
(パ・リーグ、ソフトバンク3-3オリックス=延長十二回規定により引き分け、5回戦、ソフトバンク3勝1敗1分、20日、ペイペイD)今季最長の4時間46分の戦いの末、初のドロー。14四死球を出しながらも負けず、11安打しながらも勝てなかった一戦にオリックス・中嶋監督は首をかしげた。 【写真】七回、ソフトバンク・甲斐の打球が身体に当たり悶絶する白井球審 「もう、よくわからない試合ですね。14四死球で負けない。でも、勝ちきれない。難しい」 三、四回に3得点してリードしたが、先発の東が降板した六回に潮目が変わった。2番手・山田が3連続で四球を与えると、柳田に押し出し死球。たまらず阿部にスイッチしたが、山川の犠飛で1点差とされ、近藤を歩かせて再び満塁に。栗原にも四球を与えて無安打で同点に追いつかれた。1イニング6四死球と苦しい展開を招いたリリーフ2人に「経験のない人たちじゃないですからね」と苦言を呈した。 七回以降は両軍が決め手を欠き、引き分けで終結。3戦目こそ勝利してビジター6連戦をいい形で終えたいところだ。(織原祥平)