スポーツニッポン杯を制してトロフィーを手にした須藤

　発祥地ナイターのボートレース大村で4日、「スポーツニッポン杯」優勝戦が第12Rで行われた。シリーズリーダーの須藤博倫（46＝埼玉）がイン先マイ逃げ。今年初、当地では4回目、通算67回目の優勝を飾った。 　金子賢志が展示から3カドを選択し、波乱ムードが漂ったが、須藤の気合が違った。インからコンマ06のスタートを放ち、先マイから後続艇を振り切った。これが今年初Vとなった。 　「ほっとしました。あまりいいターンではなかったけど、どんな形であれ優勝できたことは良かった」 　自身の勝率アップに気合が入っていた。今期勝率6.07で当地入りしたが、終わってみれば6.28までアップ。来期A1キープへ大きく前進した。 　「まだまだですね。今期はあと2節あるので、もっと勝率を上げられるように頑張ります」 　12日からの蒲郡、23日からの浜名湖と2場所を残す。期待は高まるばかりだ。 　◇須藤　博倫（すどう・ひろみち）1977年（昭52）10月14日生まれ、埼玉県出身の46歳。埼玉支部所属の83期生。98年11月の戸田デビュー戦でいきなり1着。00年3月の桐生で初優出。00年12月のからつで初優勝。12年6月の三国でG1初優勝。G13Vを含む通算67V。同期は斉藤仁、秋山直之ら。1メートル65。血液型B。