安居海渡「厳しい戦いになる」。浦和レッズは「開幕の勝利が必須」。4年目のシーズンへ「勝って積み上げられるように」
浦和レッズは9日、大原サッカー場で練習を行った。安居海渡は直近2シーズン連続でリーグ戦30試合以上に出場しているが、4年目となる今季は同じポジションの新加入選手もおり、ポジション争いは厳しくなる。それでも、「最初から出られるように準備していきたい」と開幕に向けて意気込みを語った。 伊藤敦樹や岩尾憲がシーズン途中に抜けた昨季は、自己最多となるリーグ戦27試合先発出場した。今季に向けて浦和には柴戸海がFC町田ゼルビアへの期限付き移籍から復帰し、松本泰志がサンフレッチェ広島から加わった。中盤をポリバレントにこなせる原口元気や渡邉凌磨らもポジションを争う存在になるかもしれないが、安居は「海くんが戻ってきたり、大志くんが来たり、結構厳しい戦いになると思うんですけど、そういう状況も楽しんでやっていきたい」と自然体を強調する。 【一覧】2025年 Jリーグ全60クラブ 最新移籍情報はこちら! クラブが最優先目標として掲げるリーグ優勝に向け、安居はスタートダッシュの重要性を挙げた。2022シーズンは4戦未勝利スタートで9位フィニッシュ、23シーズンは2連敗スタートで4位フィニッシュ、昨季は1分1敗スタートで13位フィニッシュと、安居が在籍した3シーズンで浦和は出だしでつまずいている。 開幕ダッシュに成功するためには、得点力不足を解消しなければならない。マチェイ・スコルジャ監督からは「もっとシュートがみたい」とリクエストがあった。練習では中盤の選手が相手ディフェンスラインの裏に抜ける動きを繰り返していたように、「8番(MF)が裏抜けする場面を増やしたいという話もあった」と明かしている。 安居自身も1年目の開幕節には先発しているものの、直近2シーズンはいずれも序盤戦に絡めていない。「今年こそは最初からどんどん、いいスタートが切れるようにやらないといけない。勝って徐々に積み上げていきたいと思うので、開幕の勝利が必須だと思います」と話すとともに、「最初から出られるように」と自身にもハードルを課した。 (取材・文:加藤健一)
フットボールチャンネル編集部