2024年もヘアアクセは「リボン」が流行! 魅力と攻略法を解説
最新の2024年春夏コレクションでも、「ヴェルサーチェ」や「タナー・フレッチャー」、「ヴィヴェッタ」などのブランドがリボン使いで目立っていた。なかでも、「クリスチャン シリアーノ」のショーで見られた、ヘアスタイリストのレイシー・レッドウェイによる三つ編みにリボンを組み合わせたコルセットのようなスタイルが、特に印象的だった。
「リボンは、シンプルが故に非常にクラシックなアクセサリーです」と語るのは、トレンド予測家であり、ヘアサロン「ジョン・フリーダ・サロン」のクリエイティブディレクターでもあるゾーイ・アーウィン。
彼女によれば、リボンのサイズや素材、付ける位置は、美しい仕上がりを生み出すために重要な役割を果たすそう。「生地を変えると雰囲気が変わるので、それを楽しんでいます」と彼女が言うように、ほつれたデニムやレザーならクールな雰囲気を出せるし、黒のグログランは一瞬でエレガントさをアップしてくれる。宝石のような色合いのベルベットなら、ホリデーシーズンのルックの格上げにぴったりだ。
アーウィンは「レイドバックなスタイルが好みの人は、柔らかく動きのあるリボンを選んでください。リボンで主張したいなら、タフタのような硬めの生地でできたものをチョイスするといいでしょう」とアドバイスする。
UK版『エル』の編集部で最もトレンドに敏感なスタッフは、オーバーサイズのリボンをいつも付けているし、複数のミニリボンを重ね付けすれば、Z世代にもぴったりだ(ヘイリー・ビーバーはこの夏、左右にひとつずつミニサイズのリボンを付けていた)。
リボンはまた、付ける位置によっても全体の印象がガラリと変わる。「逆毛を立てたアップヘアで前方寄りにリボンを付けるとセクシーさが際立ちますし、逆に後頭部の低い位置にリボンを付けると、公爵夫人のような上品な雰囲気に仕上がります」とアーウィン。
その汎用性の高さを考えると、リボンがブリジット・バルドーやカトリーヌ・ドヌーヴら往年のアイコンから、サラ・ジェシカ・パーカー、テッサ・トンプソン、マーゴット・ロビーまで、おしゃれセレブたちに愛されてきたことにも納得できる。