上原浩治氏「私はデコピンじゃなくて…」大谷ドジャースVにあっぱれ!青木宣親氏「概念変えた」
上原浩治氏と青木宣親氏が3日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」にご意見番として出演。メジャー挑戦7年目で夢の1つの「世界一」を実現させた大谷翔平投手(30)、メジャー移籍1年目の山本由伸投手(26)が所属するドジャースが、ヤンキースを破り球団史上8度目の優勝を飾ったことについて語った。 【写真】大谷にキスされたデコピン「笑った?」 パレードを経験したことがある上原氏は「ドジャースにあっぱれ!ですね。終わってすぐにやってくれるというのはファンも盛り上がった状態で入れるので、盛り上げ方が違いますね。(上原氏がレッドソックス時代にパレードに参加した当時の映像が流れ)私はデコピンじゃなくて、カズマが映ってるんですけど…うちの子供でしたね。家族も参加できる」とコメントした。 世界一へ明暗を分けたものを聞かれた青木氏は「フリーマンですね。息子さんが病気をしていたとかで、そんな中で戦っていたところもあったので、しかも連発していた。もうMVPですし、彼の活躍なしではドジャースの世界一はなかったと思う」と話した。敗れたヤンキースについては「ジャッジ選手がエラーするところを見たことがなかったので、ワールドシリーズの大事な局面でやるというのは、なにかドジャースに流れが行くような流れがあったのかなと感じた」と話した。 大谷の感想を聞かれた青木氏は「そもそもDHで盗塁59個もするということ自体、いままでの概念を変えましたね。二刀流もそうだがDHでこれだけ盗塁ができることも、また凄さを自分たちに見せてくれた。(亜脱臼の影響については)スイングができてなかった、しっかりと。ヒットは打ったがホームランとか強振するというのは難しかったと思うが、打った打たないではなくて、ドジャースが世界一になったこと、これが大谷選手がやりたかったことだと思うので、あっぱれ!ですね」とコメントした。 山本の印象を聞かれた上原氏は「1戦目の満塁ホームランで流れが来て、その流れをわたさないまま2戦目の素晴らしいピッチング。もし5戦目で負けてたら6戦目に山本投手が行くという話もあったので、2試合でいいピッチングしてたらフリーマンと、もしかしてMVPを争ってたんじゃないかなというくらい、素晴らしいピッチングでしたね。やりがいは間違いなくあったと思う。その中でいいピッチングしたので、最高の気分だと思う」と絶賛した。 ドジャースはヤンキースとの43年ぶりとなったワールドシリーズ(WS)での「名門対決」を4勝1敗で制した。 WSでの「ドジャース-ヤンキース」はメジャー史上最多の12度目。ドジャースには今季54本塁打の大谷翔平投手(30)、ヤンキースには同58本塁打のアーロン・ジャッジ外野手(32)が在籍。両軍に50本塁打以上の選手がいるWSは史上初となった。 大谷は第2戦で左肩を亜脱臼、ジャッジは不振に苦しみ、本領発揮とはならなかったが、第5戦では先制ソロを放った。ドジャースはフリーマンやベッツ、ヤンキースは球団新記録のポストシーズン(PS)7本塁打を記録したスタントンや、26歳の若き天才ソトら、スターたちの対決に連日スタジアムは超満員で埋め尽くされた。 WS通算成績はドジャースが4勝8敗とした。 1日(日本時間2日)には、ドジャースの優勝パレードがロサンゼルス市の中心街で行われ、大谷も真美子夫人と一緒に2階立ての青いバスに乗り参加。山本、ウィル・スミス、タイラー・グラスノーらと沿道に詰め掛けた地元ファンと一緒に喜びを分かち合った。