佳子さま、笑顔で交流 全障スポ、唐津くんちの曳山など見学
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秋篠宮家の次女佳子さまが27日、佐賀県内で開催中の佐賀全障スポの競技を観覧された。文化、福祉施設なども訪問し、関係者に細やかに声をかけて今後の活動に期待を込められた。 唐津市の曳山(ひきやま)展示場では、唐津くんちの14台の曳山(やま)を間近で見学された。日本工芸会総裁である佳子さまは世界最大の動く漆の造形作品に興味津々で、先導役を務めた唐津曳山取締会の花島義博副総取締(73)は「質問が尽きず、もっと時間があればよかった」と話した。 唐津市文化体育館では、佐賀全障スポの車いすバスケットボールを観覧。ゴール下で選手同士が激しくぶつかったり、3点シュートが決まったりして、迫力あるプレーに拍手を送られた。 佐賀市の高等専修学校「佐賀星生学園」では、演劇に取り組む生徒たちと交流。同市の県立視覚障害者情報・交流センター「あいさが」ではオカリナサークルの演奏を鑑賞し、「強みを大切にされ、成長されているんですね」「透き通る音色がすてきです」と声をかけられた。 佳子さまは同日、帰京された。(大田浩司、宮﨑勝、山田宏一郎)
大田浩司,宮﨑勝,山田宏一郎