能登に元気を!被災地へ宇和島のミカン贈る【愛媛】
間もなく発生から1年となる能登半島地震。 被災地を少しでも元気づけようと17日、宇和島市からミカンなどが贈られることになりました。 トラックに積み込まれているのは、今が旬のミカンです。 能登半島地震やその後の豪雨で今も大変な暮らしを送っている被災地の人たちにと、宇和島市社会福祉協議会などが市内の農家に呼びかけ、実に1トン分が集まりました。 そして、「心穏やかに過ごせる時間が増えますように」「応援しています」など、宇和島の人たち1人1人が手書きで寄せたメッセージがつづられた、被災地応援の動画も。 ミカンと一緒に同封されるQRコードを読み取ると見られます。 さらには、現地から要望があった、正月用の花やもち米なども贈られます。 宇和島市社会福祉協議会の奥野佳代さんは「能登の地元の人は、なかなかお正月を祝う気分ではないかもしれませんが」としたうえで「私たちは宇和島にいて離れていますが、ふるさとのことをやっぱりいいなと思えるようなことを、何かお手伝いできたらいいなと思っています」などと話していました。 今回の支援、実は、西日本豪雨のときに宇和島を助けてくれた能登への恩返しです。 ミカンなどは、社会福祉協議会やNPOの職員などが現地に直接届けます。 奥野さんは「今年よりも、ちょっと前に、みんながちょっとずつ繋がり直せるようになるといいなと思っています」などと話していました。 職員らはあすにも能登半島に到着し、20日まで、珠洲市や穴水町などで、物資を配りながら土砂かきなどのボランティア活動を行うということです。