なんとなくのシューズ選びはご法度! 「ソフトスパイク」or「スパイクレス」の選択は何を基準にすべき?
「重さ」「屈曲性」「グリップ性能」「歩きやすさ」などに違いが
ゴルフシューズは芝の上でも安定したスイングができるように設計されていますが、「ソフトスパイク」と「スパイクレス」の2種類に大きく分けられ、それぞれ異なった特徴があります。 【写真】爆売れ中のゴルフシューズ! ゴルファーはチェック必須な「アディダスゴルフ コードカオス25 BOA」6種のカラバリとアッパーデザイン では、具体的にどんな点が異なるのでしょうか。池袋ゴルフアカデミー代表でレッスンプロの村井良行氏に話を聞きました。
「ソフトスパイクはスパイクレスよりもグリップ性能が高く、スイング時でも安定感が損なわれないのが特徴です。特に傾斜のある場所では、スパイクレスと大きな性能差が出ます」 「スパイクレスは軽量で屈曲性も高いので、歩きやすさに長けているのが特徴です。ラウンドではスイングよりも歩いて移動する時間のほうが長いため、『疲れにくい』というのは大きな利点と言えるでしょう」 ソフトスパイクとスパイクレスにはそれぞれの利点がありますが、注意すべき点もあるといいます。 「ソフトスパイクの場合は、アスファルトなどの硬い路面を歩くと鋲(びょう)が地面に食い込まないため、歩行時の安定性が低下します。これにより足への負担が増加し、疲れやすくなるデメリットもあるでしょう。また、練習場ではソフトスパイクを履くことを禁止しているところも多いですね」 「そして、ソフトスパイクは定期的に鋲を交換することも忘れないでください。『スイング時に足元が不安定に感じる』『鋲が減って十分なグリップ力を得られなくなった』と思うようになったのなら、それは交換するタイミングです。ゴルフショップに行けば1000~2000円前後で購入ができるので、必ず定期的に交換するようにしましょう」 一方、スパイクレスは鋲もないため取り扱いも比較的簡単そうですが、どのような点に注意すればいいのでしょうか。村井氏は次のように話します。 「スパイクレスはスニーカーと同じような感覚で履けることもあり、愛用している人も多くいるでしょう。とはいえ、アスファルトの上などを歩けばそのぶん、ソールの摩耗が進みます」 「一般的なスニーカーと同じようにソールの部分が一体化しているため、摩耗が進めばシューズそのものを買い替えなければならないので注意が必要です」