時代遅れだからやめて! 2024年に避けるべきインテリアトレンドをデザイナーが解説
最近、機能的なL字型ソファやシェーズロングソファから、レトロなチェックやストライプ、ラッフルなどの遊び心あふれるデザインまで、2024年の注目のインテリアトレンドが取り上げられている。私たちは常にデザインの進化や家を活気づける新しい方法を探しているけれど、すべてのトレンドが良いということでもない。また、トレンドの中にはSNSで生まれてはすぐに消えていくものも多い。実用性のないものもあれば、単に過剰に宣伝されているだけで、個性がないものもある。 2024年に避けるべき時代遅れのインテリアトレンドについて「Swoon」のインテリアデザイナー、サム・グリーグがアドバイス。代わりに取り入れるべきトレンドをご紹介! UK版「ハウスビューティフル」より。
単機能な家具
「使い捨てプラスチックが淘汰されたように、2024年には単機能な家具も姿を消していくでしょう。生活費の高騰により、消費者はより価値のあるものを求めています。単なる見た目だけでなく、複数の用途に使える実用的な家具が求められる時代なのです」と、サムは語る。 「2024年、私は多機能家具がさらにスタイリッシュな進化を遂げることを期待しています。 収納付きのシックなオットマンベッド、収納スペース付きの装飾的なサイドボード、サイドテーブルとしても使える華麗なバーカートなど、機能性と美しさを兼ね備えた家具が注目されるでしょう。機能性と見た目は両立できるのです!」
TikTokなどでのトレンド
SNSのトレンドはたいてい一過性のものであることが多いため、それを鵜呑みにして信じてしまうのは危険だ。 「確かに、バズるデザインには理由があります。しかし、時間をかけて自分だけのインテリアコレクションを築き上げていきたいのであれば、TikTokなどでのトレンドは必ずしも最良の選択とは言えません。トレンドは移り変わりが早く、すぐに飽きてしまう可能性があります」 また「一時的な流行に飛びつくのではなく、時間をかけて自分だけの家具や小物を集めていくことをおすすめします。そうすることで、流行に左右されない、あなただけの個性的な空間を作り上げることができるのです」とも語っている。 流行り廃りの激しいSNSトレンドとは一線を画し、長く愛せるヴィンテージ家具やアンティーク家具を選ぶことが今注目されている。しかも、最近ではオンラインでの購入も簡単になり、掘り出し物を見つけるチャンスも広がっている。 例えば「Vinterior」は世界中のヴィンテージショップが出店するマーケットプレイスで、自分好みの家具を簡単に見つけることが可能。また、「Narchie」はアプリを使った手軽な販売プラットフォームなので、スマホを使って気軽に探すこともできる。