最近どうも燃費が悪いような……改善方法ってある?【燃費を向上させる10の方法】
急発進&急加速を控える
急発進や急加速をするためにアクセルペダルを早く大きく踏み込むと、クルマは燃料消費量を増やすように制御するため燃費は悪化する。発進時に急加速をしがちな人は、アクセルペダルをゆっくり踏み足すように操作するだけでおおよそ10%の改善が見込める。 ただし、あまりにゆっくりとした加速もかえって燃費効率を悪化させてしまう。燃費向上に最適なアクセル操作はクルマによって異なるため、なるべく少ないアクセル開度で、早く目標速度に到達できるようにペダルの踏み方を工夫してみよう。
一般道路40km/h・高速道路80km/hの経済速度を意識
スピードの出しすぎも燃費を悪化させる。タイヤの転がり抵抗は走行速度に比例して増え、空気抵抗は速度の2乗に比例して増大するため、燃費をよくしたいのなら交通の流れに合わせた速度に抑えるべきだ。 一般道路では40km/h、高速道路では80km/hがもっとも燃費効率のよいとされ、この速度は「経済速度」と呼ばれている。なるべく経済速度に近いスピードで走行する時間を増やすほど燃費効率もよくなる。
車間距離を長めに維持して緩やかなエンジンブレーキを活用
ムダな加速は燃費を悪化させるが、ムダなブレーキも再加速が必要になるため燃費悪化の原因をつくってしまう。不必要なブレーキを減らすためには車間距離を維持しておき、アクセルオフによるエンジンブレーキで速度調整をするのが効果的だ。 アクセルオフ時はほとんど燃料を消費しないようになっており、この緩やかなエンジンブレーキを上手く使えると燃費は約2%改善するとされている。ハイブリッドカーや電気自動車は、回生ブレーキによる発電も行われるため、モーターを使える時間が長くなることでさらなる燃費改善効果が見込める。
ムダなアイドリングをしない
アイドリング時もわずかではあるが燃料を消費する。10分間のアイドリングで約130ccの燃料を消費するとされ、燃料1Lあたり10kmを走行できるクルマであれば1.3kmぶんの燃料を捨てることになる。 燃費をよくしたいなら停車状態での長々とした暖機運転や、無意味なアイドリングは極力控えるべきだ。エンジン始動時の燃料消費量は約5秒間のアイドリングに相当するとされるため、5秒以上停車する場合はエンジンを停止したほうが燃費にとってはよいことになる。
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