「エアコン」の買い替えポイントは? 忖度ナシで家電店が回答、賢い選び方や寿命も
「エアコンの効きが悪くなった」「エアコンを使っている時期の電気代が去年より高くなった」。そんなとき、多くの人の頭に浮かぶのは、「うちのエアコン、もう寿命なのかも」ということではないだろうか。しかし、そもそもエアコンの寿命って何年なのか? さらに買い替えが必要になったとき、何を基準に選べばいいのか? メーカー販売員を置かない家電専門店nojima(ノジマ)で、最新の知識を持つエアコン担当者に、忖度ナシの意見を聞いた。 【衝撃画像】「ヤバすぎ!」エアコンの中がこんなことに…カビにホコリ、お宅は大丈夫?プロが教えるお掃除術も ■エアコンの寿命は10年、効きが悪い・電気代が上がった…そんな時は? 「エアコンの寿命は一般的に10年と言われています。メーカーや機種によって多少差はありますが、どこも使用期間内は部品の劣化によるトラブルが起きないよう設計しています」(新宿タカシマヤ タイムズスクエア店 エアコン部門リーダー・矢島明彦さん) 効きが悪い、電気代が上がったなどの不具合が生じたのが、10年近く使っているエアコンなのであれば、それすなわち買い替えが必要ということ。しかし、「まだ買ってから数年なのに」という場合は、原因は“汚れ”の可能性が高いそう。 「エアコン内にホコリやカビが溜まると、イヤなニオイを発するだけでなく、効きが悪くなります。冷暖房効率も悪くなって余計な電力がかかるため、電気代が高くなってしまうことがありますね。なので、買い替えを考えて来店されたお客様には、私はまず使用年数を伺います。6年以内であれば、専門家によるクリーニングをおすすめします」 近年では、そうした汚れやカビを除去できる内部クリーン・洗浄等の自動お掃除機能を搭載したエアコンも増えた。しかし、高機能であるがゆえに構造が複雑になっているとも聞く。それだけに、寿命が短いということはないのだろうか? 「それはその通りで、部品が少なくシンプルだった昔のエアコンは、15年20年と長く使うことができました。逆に現在の高機能な機種は、そこまで長くはもちません。ただ、だからといって壊れやすくなったわけではなく、使用できる期間内はしっかりキレイな空気を送り出してくれます。カビやニオイの発生を“抑制する”か“除去する” か、各メーカーによって機能に差はありますが、快適に使用できると思います」