車は「ガソリン車」と「電気自動車」のどちらがお得でしょうか? 買い替えを検討しているのですが、ガソリン代より電気代のほうが安いですか?
世界的にガソリン車から電気自動車に移行する流れが加速していますが、日本でも経済産業省が2035年までに新車の100%を電動自動車(電気自動車だけでなくハイブリッド車も含む)にする目標を立てています。 このことから、約10年後の新車購入では電動自転車が主流になっているでしょう。そこで気になるのは、現在自動車の買い替えを検討している場合に電気自動車を選ぶか、というところです。 本記事では、電気自動車とガソリン車を比較しどちらを選ぶべきかを解説していきます。ぜひ今後の新車購入の参考にしてください。
電気自動車の減税措置
電気自動車にはガソリン車よりも多くの減税措置があり、税金面で優遇されています。主な減税措置として挙げられるのは「エコカー減税」と「グリーン化特例」です。 まず、「エコカー減税」は新車登録や継続検査の際に支払う自動車重量税が減免される制度です。電気自動車の新車登録では免税となるので、税金を支払う必要がありません。 ガソリン車の場合は排出ガス性能や燃費性能によって減税もしくは免税となる仕組みで、基準を満たした場合のみ25%の軽減から免税までの優遇を受けられます。電気自動車は排出ガス性能や燃費性能に関係なく免税となるので、ガソリン車に比べて税金面の優遇が大きいといえます。 また、「グリーン化特例」は新車登録した翌年の自動車税が減税される制度です。電気自動車の場合は75%が減税されます。現在は令和5年4月1日から令和8年3月31日までの期間中に新車の新規登録をした場合が対象です。
電気自動車の1ヶ月間の電気代は?
電気代の目安単価は現在31円/kWhです。例えば、日産リーフは40kwhのバッテリーを搭載しています。そのため、1回の充電で40kWh×31円の電気代がかかる計算です。この場合は1240円になります。1回の充電で322km走行可能なので、1240円で322kmを走行することが可能です。
ガソリン車の1ヶ月間のガソリン代は?
ガソリン代の店頭現金小売価格は173.5円/リットル(11月13日時点)です。ガソリン車の平均燃費は24.6km/リットルなので電気自動車と同じく322km走行することを考えると約13.0リットル消費することになります。この場合のガソリン代は2255円です。 ガソリン代は燃費によって変わるので一概には言えませんが、電気自動車のほうが燃料費を抑えることができると考えられます。