地域のつながり深める 奄美市名瀬奄美地区で秋まつり豊年祭 年の祝いの演奏会も
「第3回名瀬奄美地区秋まつり豊年祭」(同実行委員会主催)が12、13の両日、鹿児島県奄美市名瀬の新川ふれあい館であった。13日の午前中には、今年数え年で85歳を迎える高齢者を祝う祝賀演奏会があり、地元小中学生が演奏で盛り上げたほか、出店やフリーマーケットもあり老若男女が交流を楽しんだ。 島内、他の地区に比べて伝統行事などが少ない名瀬奄美地区(奄美小学校区)でも、子どもからお年寄りまでが触れ合う場をつくろうと開かれた。 祝賀演奏会は、松浦広文さん、平山淳子さんの島唄で開演。池チク子さんの日本舞踊が続き、奄美小学校ビューグルバンドや名瀬中学校吹奏楽部による演奏で祝った。最後は、奄美六調太鼓が息の合った力強い太鼓の音を会場に響かせ、六調で締めくくった。 年の祝いで訪れた奄美市名瀬真名津町の女性(83)は「みんなが集まる機会があって、ありがたい」と喜んだ。 岡本学実行委員長(53)は「みんなで地域の人を知って触れ合いながら楽しんでもらう場になれば」と話した。 12日は「こども六調踊り」などもあったほか、13日夜には地元の中高生や専門学生、老人クラブなどによる芸能の発表会があり盛り上がった。