beyerdynamic、新ドライバで進化したスタジオヘッドフォン。密閉型と開放型
オーディオブレインズは、beyerdynamicの新スタジオヘッドフォンとして密閉型の「DT 1770 PRO MK II」と、開放型の「DT 1990 PRO MK II」を発表した。beyerdynamic本社で新たに開発・製造されるTESLA.45ドライバーを搭載しているのが特徴で、国内での発売は2024年年内を予定している。 【画像】開放型の「DT 1990 PRO MK II」 多くの改良が加えられた第2世代モデル。密閉型のDT 1770 PRO MKIIは、録音、モニタリング、編集に最適で、力強く深みのある低音を持つ生き生きとしたサウンドプロファイルが特徴で、中音域は透明感があり、高音域は豊かなディテールを再現するという。 開放型のDT 1990 PRO MK IIは、自然で空間的なサウンドを実現し、プロフェッショナルなミキシング、マスタリング、編集向け。特に、前モデルと比較して8kHz周辺の高音がわずかに抑えられているが、前モデルの10kHz以上の高音のディテールは引き継いでおり、長時間のスタジオセッションでも耳の疲れを防ぐとする。 どちらのモデルにも、新開発のTESLA.45ドライバーを採用。高性能ポリマーダイヤフラムと軽量化されたボイスコイルにより、高い音圧レベルでも明確な音を実現する。 長時間の使用に対応するために、耐久性のあるスチールヘッドバンドと快適なイヤーパッドを備えている。また、簡単に交換可能なモジュラー構造も採用。ベロア、レザーを採用し、チューニングが異なる2セットのイヤーパッドが付属する。 周波数特性は5Hz~40kHz、公称インピーダンスは30Ω。瞬間最大入力は100mW。DT 1770 PRO MK IIの遮音性能は25dBA。DT 1990 PRO MK IIの外音減衰は12dBA。 ケーブルを除いた重量はDT 1770 PRO MK IIが377g、DT 1990 PRO MK IIが376g。ケーブルは3mストレートと、5mコイルケーブルが付属。3ピンミニXLRコネクタを採用する。
AV Watch,山崎健太郎