荷台を「キッチン化」! 「収納棚」や「釣り竿置き場」までついた「レトロ&おしゃれプロボックス」
広々とした荷室や四角いボディが外遊びユーザーにハマり、アウトドアに使えるクルマとして注目を浴びているプロボックス。 【画像】キッチンやロッドのほか、顔面変更したプロボックスの詳細をチェックする(19枚) その荷室をさらに使いやすく、しかもオシャレにできる木製キットを1月に開催されたカスタマイズカーの祭典「東京オートサロン」の会場で発見したので紹介します。
木工職人によるハンドメイド品の「3WAY棚」
岐阜県にある自動車販売店ARMTH(アームス)がプロデュースする、プロボックス専用に開発した「木製リアカーゴシステムキット」です。木工職人によるハンドメイド品で、天然木を利用しているためひとつひとつ表情が異なるのも特徴です。 荷室の床面にはフロアのキズ防止や雰囲気アップを狙った「フロアパネル」を設置。その上の両サイドに「リアカーゴラック」という便利な収納ボックスが付いていました。 これにはカラクリがあり、荷物の出し入れは側面の開閉式のトビラからおこなうのですが、このトビラを90度持ち上げて固定するとテーブルに早変わり。左右のリアカーゴラックのトビラを同時に持ち上げると、荷室が完全フラットな状態にもなります。 さすがに重量のあるものは天板に載せられませんが、ラゲッジスペースを手軽に2段に仕切ることができるのは、使い勝手の面で相当便利です。
テーブルとコンロの「2刀流」にもできる
リアカーゴラックの間にピッタリ設置できる「テーブル」もラインナップ。奥と手前に2セット配置するとリアカーゴラックと同じ長さに収まるため、使い勝手に応じて選べるのもうれしい限りです。 このテーブル、車内では棚として、アウトドア時にはキャンピングテーブルとして使用できます。さらに天板を外すと、スノーピークの「アイアングリルテーブル」用のバーナーがぴったり収まる仕様になっていて、コンロとしても使えるのがポイントです(ガスや火の取り扱いには注意)。
ほかに加工なしで収納スペースを増設できるアイテムも
リアのクォーターガラスに装着する「サンシェードパネル」は、フックなどを使って釣り道具やギア類を引っ掛けるのに最適。驚くべきはこのサンシェードパネルの脱着がマグネットで行えること。プロボックスの室内は鉄板むき出しの箇所も多く、それを利用してパチっと磁石でくっつけるだけのお手軽装着を実現しています。 天井にはロッドホルダーも装備。こちらも純正のルーフパネルを固定するピンを外し、そのピン穴を利用して取り付けできるため、車両への加工は必要ありません。
商用バンをよりレトロにするアイテム
プロボックスのリアゲートパネルは、プラスチック製で味気ないもの。そこを同仕様の木目パネル化できるのが「リアゲートパネル」。純正パネルを外して交換するだけだから、手軽に印象を変更できるアイテムです。 木製のリアカーゴシステムにぜひ合わせてコーディネートしたいのがシートカバー。プロボックスには茶系とブラックのレザーで作られたカバーがつけられ、外装と合わせてクラシカルな雰囲気を底上げ。 味わいある木製キットとレトロ感あるレザーで、プロボックスの室内を癒やしの空間に仕上げてみてはいかがでしょう。
前川玲子