ニキビは潰してもいい?…放っておいたら命取り!?危険な「できもの」原因と見分け方
帯状疱疹の本当の恐ろしさ
<いつ誰がなってもおかしくない!?「帯状疱疹」> 身体や顔など、広範囲に発疹が起こる「帯状疱疹」。実は80歳までに日本人の3人に1人が発症すると言われており、いつ誰がなってもおかしくない病気だそうです。その原因は水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルス。子供の頃、このウイルスに感染して発症するのが「水ぼうそう」なのだとか。ところが、水ぼうそうが治ってもウイルスは神経細胞が集まる神経節の中に潜伏。身体の免疫力が低下するとウイルスが増殖し、神経に沿って帯状の発疹が出てしまうそうです。 <帯状疱疹の後遺症> 帯状疱疹で恐ろしいのが後遺症だそうです。帯状疱疹は、ウイルスが神経を伝わり皮膚に発疹などの症状を起こします。その際、ウイルスがより増えてしまう事で皮膚だけでなく神経も損傷。発疹が治まった後も激しい痛みが長く続いてしまうのだとか。さらに、発症した部位で後遺症も異なり、顔に出た場合は耳が聞こえにくくなったり、目の周りに出て一時的に見えにくくなったりする事もあるといいます。他にも、脳炎・角膜炎・顔面神経麻痺など、さまざまな後遺症につながる可能性もあるそうです。 <早期発見と早期治療が何より大事> 先生によると、ウイルスの増殖を抑えるために抗ウイルス薬を服用するのが一番の後遺症予防になるそうです。一般的に帯状疱疹を発症してから72時間以内に抗ウイルス薬を飲み始めると良いと言われているのだとか。そのため、医師の判断と正しい治療を早く受ける事が何より重要だそうです。 <帯状疱疹のサイン> 下記のサインに当てはまる場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。 (1)前駆痛 皮膚に症状が現れる1週間前から痛みが出るそうです。 (2)発疹の痛み 痛みを伴う赤い発疹が出るそうです。 (3)左右片側に帯状 通常は身体の片側にだけ帯状の発疹が出るそうです。 (2024年9月1日(日)放送 CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』より)
CBCテレビ