CUTIE STREET、星街すいせい、NEXZ…次回の紅白出場候補に挙がる今年の注目アーティスト
Creepy Nuts、ME:I、こっちのけんと、Number_iらが活躍した2024年の音楽界。昨年の大みそかに放送されたNHK紅白歌合戦でも一年を彩った様々なアーティストが登場した。少し気が早いかもしれないが、紅白の熱が冷めないうちに2025年における音楽界の注目ポイントを挙げていく。 まず押さえておきたいのは、女性アイドル。グループ内で赤担当、青担当のようにそれぞれのメンバーが違った色の衣装を着用する“カラフルアイドル”ブームが台頭するのではないだろうか。ここ数年は、乃木坂46などの清楚(せいそ)系グループがアイドル界を席巻。今でもその人気ぶりは衰える気配すらないが、昨年からFRUITS ZIPPER、超ときめき♡宣伝部といったカラフルアイドルが着実にファンを獲得し続けている。 両グループ共に「かわいい」のフレーズを曲名や歌詞に組み込んだ曲が若い世代を中心に話題に。そんな中で、記者が期待しているのは昨年9月にデビューした女性8人組のCUTIE STREET。「かわいいだけじゃだめですか?」がSNSなどでヒット中。今年の目玉になることは間違いない。 さらに注目しておきたいのが、VTuber歌手の存在。昨年に「ビビデバ」が大ヒットした星街すいせいや、同12月にKアリーナ横浜での単独ライブで2日間計4万人を動員した宝鐘マリンの勢いがすさまじい。普段はYouTubeを主戦場としているが、生ライブでの熱狂ぶりも目を見張るものがあった。テレビの音楽番組にも出演し始めており、ネット文化に強い人に限らず、より身近な存在になると考えている。 他にも、今年デビューを控える昭和歌謡グループのMATSURIや、ハロー!プロジェクトの新グループ・ロージークロニクル、昨年デビューしたNiziUらの系譜を受け継ぐ男性7人組のNEXZ(ネクスジ)など輝かしい未来を夢見るアーティストが目白押し。この中から世間に新しい風を吹き込み、紅白初出場をつかみ取るアーティストが現れることを期待したい。(松下 大樹)
報知新聞社