能登半島地震から1年 元日だけは自宅で…つかの間の「日常」過ごす被災者「チャンスに変える一年に」“人口流出”被災地の奮闘【news23】
参加者のほとんどが、南志見地区に来るのは初めてでした。 石川県内で自営業している方 「話に聞いていた以上にひどい状態で、今までこんな所を見たことがなかったので衝撃的でした。建築関係をやっていますので、住宅の修繕で手伝うことができれば」 石川県内の大学生 「自分たちの問題としてとらえるべきなのかなと。(Q.きょう来てよかった)もちろん、来てよかったです」 奥田さんを突き動かすものとは… 奥田和也さん 「能登がこのまま人がおらんくなるとか、衰退していくのが自分で心苦しくて、だから地震のことで絶対諦めたくない。いま全国もしくは世界の人が能登という言葉を知っとるくらい。それをチャンスに変えて、前向きに動き出すという1年にしないとなと思う。能登の人はもともと強いから。すごい優しいけどみんな強いから、また戻りますよ」 未来に続く復興へ。大切な1年となります。 ■「正月だけは実家に」目指す復旧の姿 喜入友浩キャスター: 山崎さん一家のようにお正月だけは自宅に戻った方は能登半島に他にもいらっしゃったようなんですね。やはり自宅、ふるさとで暮らしたいという強い思いを感じました。 そのために何が必要か、これまで進められてきた自宅の再建やライフラインの復旧だけではなく、なりわいをどう取り戻すのか、なりわいをどう作り出していくのかが鍵になってくると、ツアーを開催した奥田さんは話していました。 星浩 さん: 元々過疎が進んでいた地域なので、災害の前に100%戻れるとは思ってないという感じなんです。国は予算を出すだけではなくアドバイスをしたり、民間の力も取り入れたりすることが非常に大事になってくると思います。今年は「協力の形をどのように作れるか」が勝負どころになると思います。 ========== <プロフィール> 星浩 さん TBSスペシャルコメンテーター 1955年生まれ 福島県出身 政治記者歴30年
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