アフガニスタンが国際テロの「発射台」に? 米軍撤退3年後、拡大するアルカイダの影
タリバン政権の存続に問題なし
NRFは、アメリカ政府がアフガニスタン発の国際テロの脅威と、タリバン政権による女性の人権侵害および対立勢力への弾圧に対して懸念を強めていることを利用しようとしているのだろうと、ワシントンの有力シンクタンク、ウッドロー・ウィルソン国際研究センターの南アジア研究所長を務めるマイケル・クーゲルマンは指摘する。 「NRFは、より強力な支援を引き出す狙いで、現在のアフガニスタンの危うさについて、特にテロのリスクについて大げさに主張している可能性があると思う」と、クーゲルマンは言う。「それに、そもそもタリバン政権の政治的存続を脅かすような勢力は全く存在しない」 From Foreign Policy Magazine
ジャック・デッチ(フォーリン・ポリシー誌記者〔米国防総省担当〕)