楽しみな行楽シーズンですが、事故も起きています。18日午前1時半ごろ甲府市大津町の中央道下り線で、長野方面に向かっていた大型トラックと東京方面に向かって逆走していた乗用車が正面衝突しました。 【写真を見る】カメラが捉えた逆走の瞬間「止まりなさい!止まりなさい!」何度も呼びかけられようやく停車 乗用車を運転していた20代の男性が頭や胸を打ち死亡。大型トラックの60代の男性もけがをして病院に運ばれました。警察が事故や逆走の状況を調べています。 ことし8月、ドライブレコーダーが捉えた映像には、突然前から軽乗用車が。そして、ネクスコ中日本の定点カメラも、東海環状道で起きた「逆走車」を捉えていました。 逆走に気付いていないのか、軽乗用車は追い越し車線を猛スピードで走り続けます。追い越し車線を正しく走っていた車が間一髪のところでハンドルを切って逆走車をかわしましたが、あわや正面衝突になるところでした。警察などによりますと、運転していたのは80代の男性で、けが人はいませんでした。 ■「なんだ、あいつ逆走だ」 また、東北自動車道でも突如目の前に逆走車が。別のカメラにも… 「なんだ あいつ逆走だ。危ない逆走してる」 軽ワゴン車が逆走する様子が映っていました。その後…軽ワゴン車は、乗用車と正面衝突しました。さらに翌日にも、同じ東北道でまた逆走車。逆走した乗用車は81歳の男性が運転していて、その後、バイクと正面衝突。バイクの男性は、足の骨を折るなどの重傷を負いました。 こうした逆走は、去年1年間では224件、2日に1回以上のペースで発生しています。 また、伊勢湾岸道を走るオレンジ色の車は、3車線の真ん中を走り、トラックが慌ててよける様子が。 50代の男性が運転する車は1キロ近く逆走し、通報を受けた警察が駆けつけますが…再び逆走。 警察官が後を追いかけて車をとめ、ドライバーに代わって車を動かし、向きを変えました。 ■「クラクションをずっと鳴らしていた」 そして、17日午後7時20分ごろ、豊川市の東名高速上り線であわてて車線変更する車。軽トラックが逆走してきたのです。 （逆走車を目撃した人） 「『えっ なにこれ! 逆走!? えっ危ない!』と、ずっとクラクションをずっと鳴らしていた。この道は毎日通っているが逆走を見たのは初めて」

その後も逆走を続けた軽トラック…通報が目撃者から相次ぎ、午後8時頃、パトカーが駆けつけました。 （警察官）「止まりなさい!止まりなさい!止まりなさい!」 警察官に何度も呼びかけられ、ようやく停車しました。警察などによりますと幸い、けがをした人はいませんでした。 運転していたのは70代の男性。逆走した理由については「わからない」ということです。警察は道路交通法違反の可能性も視野に、軽トラックがどこから進入したのかなど詳しく調べています。