2024年夏相場が「アツいラリー」となりそうな4つの要因
4万2000円台に到達したあとは小休止が続く日経平均。しかし、広木氏は強気な見方を継続します(撮影:梅谷秀司)
日経平均株価の“離れ小島”が市場の話題になっている。日経平均は7月11日に史上初の4万2000円台をつけたが、そのときに大きく上放れてマドをあけた。翌12日には急反落となったが、今度は逆に下放れてやはりマドを形成した。 11日の高値が2つのマドあけで取り残された“離れ小島”のようになった。これはいわゆる「アイランドリバーサル」と呼ばれる形で、目先ピークアウトのシグナルだ。 2つのマドあけで取り残された“離れ小島”が示現するのは、そう珍しいことではない。実際に2023年3月や同年9月、そして同年12月にも見られた。ただし昨年12月のケースは、モミ合いの中で示現したチャートの“あや”みたいなもので、無視できる。 相場が上放れて、この形になり、そこが目先の天井となってしばらく調整に入ったケースは2023年の3月と9月の「アイランドリバーサル」である。とくに3月のケースは、(1)“離れ小島”が陰線、(2)週足で見ると長い上ヒゲをつけている、という点も今回と同じである。
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広木 隆