女子バスケ・沼津商が静岡県大会出場、目標は「4強&東海出場」
全国高校総体バスケットボール県大会が25日に開幕する。各地区を勝ち上がった男女各32校が参加。優勝校に全国総体、上位3校に東海総体の出場権が与えられる。女子では東部大会決勝で市立沼津の17連覇を阻止した沼津商が、創部以来初の県4強進出と東海出場を目指す。 東部で初めて女王に輝いた沼商が県大会に挑む。市沼との決勝は大逆転劇だった。3クオーター途中に最大18点差をつけられながら、最後は59―56で競り勝った。斎藤さゆり監督は「途中で出た選手が、うまく流れを変えてくれた」と、全員での勝利を強調した。 県大会に向けて人一倍気合が入っているのが、庄司奈納主将(3年)だ。5月上旬に右足首を捻挫したが、東部決勝に、ほぼぶっつけで強行出場。「足が気になってリバウンド、ルーズに関われなかった。みんなのおかげで優勝できたので、今度は自分が頑張りたい」と、言葉に力を込めた。 新人戦県準Vの市沼を撃破し、県大会では第2シードの枠に入った。1回戦は浜松北と激突。2回戦は静岡商―浜松日体の勝者と対戦する。お互いが勝ち上がれば、準々決勝で再び市沼と当たる組み合わせに主将は「今度は相手も対策を取ってくると思う」と警戒。目標の「4強&東海出場」を達成して沼商の歴史を塗り替える。(塩沢 武士)
報知新聞社