【陸上】400mH下田隼人が28年ぶり“為末大超え”「信じられない」48秒59のU20日本新/日本IC
◇天皇賜盃第93回日本学生対校選手権(9月19日~22日/神奈川県・Uvanceとどろきスタジアムby Fujitsu)3日目 男子400mH・U20歴代10傑をチェック! 日本インカレの3日目に行われた男子400mハードル準決勝で、3組3着の下田隼人(東洋大)が学生歴代8位となる48秒59をマーク。為末大(広島皆実高)が1996年に樹立した49秒09のU20日本記録を28年ぶりに塗り替えた。 直前に行われた2組で同学年の渕上翔太(早大)が48秒78を叩き出し、まずは為末の記録を0.31秒更新。「高校時代からのライバル。本当にすごい。自分も負けていられない」。そう気合を入れたのが下田だった。 この日は追い風基調ということもあり前半から積極的に飛ばす。梶原道明監督からの「しっかり刻んでいくように」というアドバイスを頭に入れ、「これまで9台目まで15歩だったのですが、今日は初めてオール15歩できた」と最後まで攻めきった。 タイムについては「本当に信じられない。全然思っていなかったです」と目を見開いた。 それもそのはず、「練習を積み始めてから1ヵ月ほど」だという下田。昨年のインターハイ王者だが、今年4月に左足首をケガした影響で試合から遠ざかり、「これが復帰レース」だった。 東京世界選手権の参加標準記録(48秒50)にも一気に近づいたが、決勝では「0.01秒でもまた自己ベストを更新したいです」と意気込みを語った。
月陸編集部