無駄遣い…。チェルシー歴代“不良債権”ワーストイレブン【MF】史上最悪の失敗? 名手が何もできず
チェルシーはこれまで豊富な資金力で多くのスター選手を獲得してきた。しかし、期待を裏切った選手も少なくない。今回は、21世紀以降でチェルシーが獲得した選手で“不良債権”となった例を紹介する。※移籍金などのデータは『transfermarkt』を参照
MF:フアン・セバスティアン・ベロン(元アルゼンチン代表) 生年月日:1975年3月9日 在籍期間:2003年夏~2006年夏 移籍金:2180万ユーロ(約30.5億円) クラブ通算成績:14試合1得点0アシスト フアン・セバスティアン・ベロンがチェルシーにやってきたのは、2003年夏のこと。母国クラブでキャリアをスタートし、1996年にイタリアへ渡った同選手はサンプドリアを経て加入したパルマと、その後に移籍したラツィオで数々のタイトル獲得に貢献した。その活躍により、2001年夏にマンチェスター・ユナイテッドへ移籍したが周囲の期待に応える活躍をみせられず、2003年夏に移籍金2180万ユーロ(約30.5億円)でチェルシーの一員となった。 しかし、アルゼンチンの名手にプレミアリーグは合わなかったのだろう。ベロンは負傷による戦線離脱もありリーグ戦の出場は7試合に留まり、チェルシーでは何もできず。03/04シーズンを公式戦14試合1得点0アシストという不甲斐ない成績で終え、シーズン終了後にインテルへ期限付き移籍をしている。 2シーズンを過ごしたインテルでは、04/05シーズンにコッパ・イタリア(国内カップ)優勝、05/06シーズンにはスクデット獲得(セリエA優勝)とスーペルコッパ・イタリアーナの2冠に貢献。セリエAで復調したベロンが再びチェルシーのユニフォームを着ることはなく、インテルとの契約が終了した後に古巣のエストゥディアンテスへ完全移籍することとなった。
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