住宅ローンが年収の3割くらいになり少し苦しいかも。3割くらいの負担って普通ですか?
住宅ローンの適切な借入額の決め方
住宅ローンの借入額を決める際は、返済の負担が適切になるようにしましょう。具体的にいくら住宅ローンを借りるかの目安は、自身でシミュレーションが可能です。 住宅ローンの借り入れの際は、年収や生活費、貯蓄などを把握しておくほか、購入予定の住宅に対する手数料等も考えなくてはなりません。貯蓄や親からの援助も加味しつつ、住宅ローンが苦にならないように計算しましょう。 ◆月に払える金額を計算する 住宅ローンを借りる場合、まずは月にいくら返済にあてられるかを計算しましょう。計算方法は、以下の通りです。 ・手取り年収-(生活費の年間支出額+住宅を購入した際の年間維持費+年間貯蓄額)÷12ヶ月 上記で出た額が、無理なく月に払える住宅ローンの目安になります。月に払える住宅ローンの額が分かったら、銀行等のサイトにある住宅ローンシミュレーションを活用し、いくらの住宅ローンを借りられるかの目安を確認してください。 ◆住宅購入にかかる諸経費も加味する 住宅購入時には、物件価格のほかにも以下のようにさまざまなお金がかかります。 ・登記費用 ・印紙代 ・事務手数料 ・火災保険料 ・保証料 ・仲介手数料(中古物件の場合) 金融広報中央委員会の「知るぽると」では、諸費用の目安として、新築で物件価格の3~5%、中古では物件価格の5~8%と伝えています。このほかにも、電気・ガス・水道の付帯工事費やカーポート・フェンスの設置、家具家電の購入、引っ越し代などでさまざまなお金がかかります。 なお、これらの費用を住宅ローンに上乗せして借り入れできるケースもあります。しかし住宅ローン返済額が増えてしまうため、返済が苦しくなることも想定されます。自身の貯蓄等を準備しておき、少しでも負担を減らしましょう。
住宅ローンが年収の3割は負担が大きい
多くの人は、住宅ローンの返済負担率を2割前後にしています。年収の3割が住宅ローンの返済となると、負担が大きいと感じてしまうのも無理はありません。年収の3割以上の住宅ローンを借り入れる場合は、物件価格をおさえることも検討しましょう。 住宅ローンを決める際はシミュレーションを行い、無理のない返済額にすることで、マイホーム購入後にゆとりある生活をしましょう。 出典 住宅金融支援機構 住宅ローン利用者の実態調査 株式会社ライフビズパートナーズ 不動産購入に関する調査 金融広報中央委員会 知るぽると 住宅購入資金 ~ローンの選び方、そのポイントとは? マイホーム購入計画 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部