「地味」が定評の加藤勝信氏は「実はダジャレ好き」自宅は渋谷区一等地の大豪邸で「トイレがすごい」【番記者だけが知っている自民党総裁選候補】
9人いる自民党総裁戦候補者の中で「最も地味」との評価がつきまとう加藤勝信・元官房長官(68)。世論調査では苦しい展開が続いているが、番記者経験者たちの評判は正反対だ。「夜回りを嫌がらない」「偉ぶるところがない」と人気なのだ。 【写真】娘に「たわし頭」をいじられながら、ドライヤーと櫛を使って髪をセットする加藤氏 ***
「地味対策」を練っているのは4人の娘たち
ご本人も世間の評判を気にしているのだろう。出馬表明以降、官房長官時代に記者会見でイジられた“たわし頭”のセット方法をYouTubeで披露するなど、自己アピールに躍起になっている加藤氏。 「あの人らしいなぁと思います。いかにも元大蔵官僚という真面目な人なんです。YouTube番組や『かつのぶフレーム』と呼ばれている自撮り写真などのSNS戦略を打ち出しているのは娘たち。あの家は4姉妹なんですが、長女が中心になって『地味対策』に打ち込んでいると聞いています」(新聞記者) 加藤氏について番記者たちが口を揃えて持ち出すのは、渋谷区の超一等地に構える「大豪邸」だ。 「数億円はするんじゃないでしょうか。江口洋介・森高千里夫妻やユニクロの柳井正会長などの住まいにも近い超高級住宅街の中に、立派な庭付きの2世帯住宅を構えています。別フロアには奥さんのお姉さんも同居しています」(同) 実は加藤氏は“マスオさん”。もともとこの豪邸は自民党政調会長や農林水産大臣を歴任した加藤六月氏が所有していたものなのだ。
商業施設やオフィスにあるような「複数人が使えるトイレ」
ただ2世議員の中でも加藤氏は苦労人だという。 「勝信さんが大蔵省を辞めて六月さんから岡山県の地盤を受け継いだのは、六月さんが自民党を離れて小沢一郎さんたちのグループに合流した後のこと。そのため、最初は無所属で出馬し落選、2度目は自民党から出られたものの比例下位だったためまた落選と、バッジをつけるまで長い浪人生活を経験しています」(同) とはいえ、豪邸を受け継げただけでも庶民から見れば羨ましい限りだ。家の中に入ったことがある記者が驚いたのは「トイレ」だったという。 「個室や洗い場が2つある、商業施設やオフィスにあるようなトイレなんですよ。昔の政治家は、政治家の子分や官僚、陳情客、記者などの来客が多かったので、こういう造りの家は決して珍しくなかったが、近年はあまり見かけなくなりました」(同) 記者たちはそんな豪邸前で夜な夜な加藤氏の帰宅を待ち続けるのだが、加藤氏はどんなに遅くに帰宅しても嫌がらずに対応してくれると言う。 「『お疲れさん』と声をかけてきて、最低5分くらいは対応してくれます。偉ぶらない優しい人ですよ」(テレビ局記者) 一時期、朝は健康に気をつかって電車や徒歩通勤していた時もあったが、 「みんなでゾロゾロついて行く。で、議員会館近くの喫茶店に入って囲ませてくれる」(同) だが、「肝心なことは口が固くて教えてくれない」(前出・新聞記者)という恨み節も…。加藤氏が記者たちを煙に巻きたい時によく口にするのが「ダジャレ」だという。