【あなたも自覚なきマウンターになっていないか?】“韓国的マウント”と“日本的マウント”の違い。
「大学どこだっけ?」「そのヴィトン、懐かしい」
だから競い合うことがあまり好きではない日本人だって承認欲求が強かったり、誰にでもある自己顕示欲が頭をもたげてきたり、また知らないうちに序列に囚われている人は少なくないわけで、“緩めのマウント”は日本社会でも多々見られるはずなのだ。「自信はなくても周囲に認められたい」というのは誰もが普通に持っている感覚だ。その手段として知らず知らずマウントをとっている可能性も少なくないということ。 それも“緩いマウント”が日常的になっている人ほど、自分がマウントをとっていることに気づかなかったりする。もちろん笑ってしまうくらいわかりやすく露悪的なマウントは、相手を見下したいとか嫉妬させてやりたいといった邪念があってのことだが、多くの人にそこまでの悪意はなく、いわば“自覚なきマウンティング”を続けている可能性は大いにあるということ。 撮影/戸田嘉昭 スタイリング/細田宏美 構成/寺田奈巳 Edited by 加茂 日咲子