日向坂46高本彩花、アイドルとしての8年間が人生にもたらした変化とは
■卒業を意識したきっかけ、そして決断した理由とは ――卒業を発表したブログでは、2022年頃に卒業を考え始めたとおっしゃっていましたが、きっかけはあったんでしょうか? 大きなきっかけは東京ドーム公演です。ずっと東京ドームでライブをするということを目標に活動してきていたので、長年の夢が叶ったことにアイドルとしての達成感があったんです。ライブを終えた後に「やりきった」「悔いがない」と思ったことが、卒業を意識するきっかけになりました。 そこから「私が席を譲って誰かが活躍できるのだったら、そっちの方がいい」「グループがもっともっと大きくなって欲しい」と考えるようになって、みんなが何か1つのことに向かってがんばっていくなかで、どうしても客観的に見てしまう自分がいることに気付いたことで、そのときに卒業したほうがいいと思いました。 もちろん、卒業するまではグループの一員ですし、全力でみんなが目指す場所に向かって一緒に頑張っていきたいという気持ちを持って活動していました。ただ、これからのこと、第2の人生も考えなきゃいけない年齢ということもあって、卒業を決めました。日向坂46には頼もしい後輩たちもいるので、これからはファンの皆さんと一緒にテレビの前や客席から応援したいと思います。 ――頼れる後輩メンバーの皆さんがいるからこそ、安心して巣立つことができますね。 特に三期生には、私も救われた部分がたくさんあります。三期生はコロナ禍に加入してくれたので、三期生だけのイベントができなかったりと、つらかった時期もあると思うんです。それでも、めげないで本当に本当にずっと全力でがんばっているところが私は大好きです。そんな4人を見て、私もがんばろうと背中を押してもらっていました。三期生は最強の4人が集まっているので、今までの気持ちをずっとなくさずに、そのままずっとずっと輝いていてほしい。 また、四期生が入ってきてくれたから、グループも新たな一歩を踏み出すことができて、熱い思いで夢に向かってがんばっています。先輩たちが持ってないものを持っている新しい風たちだと思いますし、四期生単独の番組もできて、これからも活躍が楽しみです。日向坂46をいい方向に連れていってくれるのは四期生だと思います。 ――二期生の皆さんとはある意味、同期のような連帯感があるように感じます。 二期生のみんなは「一期さんがいたから」とリスペクトを持ってくれているんですけども、二期生が入ってくれたおかげで今があると言っても過言ではないくらいに存在の大きさに助けられてきました。二期生は努力の人たち。先輩・後輩関係なくやってほしいなと思います。二期生のことは同期のような感覚なので、今も十分強いですが、力強くたくましく、日向坂46を引っ張っていってほしいです。