日向坂46高本彩花、アイドルとしての8年間が人生にもたらした変化とは
■8年間のアイドル人生は「とにかく幸せだった」 ――この話を聞けるだけでファンの方は安心しますね。改めて、けやき坂46そして日向坂46として過ごした8年間は高本さんにとってどんな時間でしたか? 本当に一日一日が貴重でキラキラしていました。楽しいこともあったし、しんどいこともあったし……いろいろ考えることや思うこともあったんですが、その全部が良い経験でした。アイドルでしか味わえないことを体験できたし、見ることができなかった景色を見ることができました。アイドルになれたことがとにかく幸せだったなと思います。 ――アイドルになれたことでご自身にも変化はありましたか? 私がいちばん変わったと思うのは2020年。それまではネガティブだったんですけど、ステイホーム期間に自分のことを見つめ直す時間がたくさんできたのが大きかったです。 日向坂46はメッセージアプリがあるんですが、その中のボイスメッセージというコンテンツを始めてみたんです。今まで私は人に電話することすらも苦手だったし、「私の声なんて聞きたい人いないよ」と考えてしまっていたので、全く使ってなかったんです。でも、ステイホーム期間にメンバーのみんながいろんな工夫をしているなかで、「私も何かしてみたい」と思って。そうしたら、たくさんのファンの方に喜んでもらえたんです。 そのおかげで話すことへの恐怖心もどんどんなくなってきて、バラエティ番組の収録でも、以前は話せずに終わってしまったり、思い浮かんでも言わなかったりということもあったんですが、どんどん積極的に言えるようになったりと、ポジティブになれました。その期間を知っているファンの方は多分、私の変化に気が付いたと思うんですが、全てのことを明るく捉えられるようになって、それは自分の人生の中でも自分が変わる大きなきっかけになったし、アイドルとしても大きな出来事でした。 ――ライブやイベントが開催できずにファンの方と会えない苦しい期間のなかで、殻を破ることができたと。ポジティブになれたことで変わったことはありましたか? 私の話で笑ってくれる人が増えたと思います(笑)。いまは楽観的に考えているので、思ったことを素直に言うようにしています!