困惑するレフェリーとチェルシー・グリーン

【WWE】クラッシュ・アット・ザ・キャッスル（6月15日・日本時間16日/スコットランド） 【映像】謎のアピールで“強制退場”の瞬間 　お騒がせ女子レスラーのアピールにレフェリーが激昂し、即退場を宣告！ スコットランドの観客を大合唱させた珍事が注目を集めた。 　問題のシーンは、パイパー・ニーヴェンがベイリーと対戦したWWE女子王座戦で起きた。地元スコットランド出身のパイパーはセコンドとしてチェルシー・グリーンを伴ってリングに登場。ご当地のチェック柄衣装を纏って登場したチェルシーに、ファンから「チェルシーの衣装かわいい」「チェルシーが今日も最高」と反響が寄せられるなか、試合の序盤から存在感を示した。 　普段はブーイングを受けるパイパーが地元の観客に大声援を受ける異様な雰囲気のなか、ベイリーが場外に落ちると、まずは挨拶がわりにチェルシーがビンタを炸裂。レフェリーの死角を突いて王者を揺さぶるずる賢いチームプレーを見せた。 　しかし、攻防がリング内に戻ると、パイパーがスプラッシュを誤爆。攻守が逆転し、ベイリーがロープワークから攻撃を伺おうとした瞬間、リング下からチェルシーが足を掴んで妨害した。ベイリーは掴まれた足でチェルシーの手を踏みつけてあっさり妨害を排除したが直後、チェルシーが突如レフェリーに激しく詰め寄る。 　これに実況の清野茂樹アナウンサーは「あ、反則をアピールしているんですか？」と言及。解説の堀江ガンツ氏が「自分が（妨害工作を）やったのに…」とコメントした通り、自身の行為はそっちのけでベイリーの行為を反則だと主張し、再度試合を妨害する暴挙に出た。清野アナウンサーは呆れ気味に「この人には理不尽女王という称号をあげたいと思います」と実況し、ベテランレフェリーのチャールズ・ロビンソンも困惑した様子だったが、激しい妨害を受け「ゲットアウト！」と退場を宣告。 　チェルシーは、金切り声をあげながらもそそくさと入場エントランスに向け歩き始めた。すると観客は「ヘイヘイヘイ、グッバーイ」と大合唱。「手振られてて草」「チェルシーええなｗ仕事人だw」というコメントが寄せられるなど、ファンを大いに沸かせながら最後は「アイム、ソーリー！」と絶叫しつつ、退場していった。 （ABEMA/WWE『クラッシュ・アット・ザ・キャッスル』）