松本潤、長澤まさみ、永山瑛太が出演する舞台「正三角関係」のロンドン公演が開幕
嵐の松本潤(41)、女優の長澤まさみ(37)、俳優の永山瑛太(41)が1日(現地時間10月31日)、舞台「正三角関係」(作・演出、野田秀樹)のロンドン公演初日をサドラーズ・ウェルズ劇場で迎えた。 同作では松本が長男、永山が次男、長澤が男性にふんして三男役で出演。終戦間際の日本で3兄弟の父親殺しをめぐる法廷劇が繰り広げられ、長澤は父と長男が愛した女性役と一人二役を熱演する。 現地では「Love in Action」のタイトルで上演。出演陣の豊かな演技力や精度の高い字幕などで終演後はスタンディングオベーションに包まれた。 今作は東京、北九州、大阪で76ステージの国内公演を経て、最終公演のロンドンに上陸。現地では2日まで3日間上演される。 以下、各キャストらのコメント全文 ◆松本潤 「野田さんとここに来ることが出来てよかったと感じています。演じている最中にも、初日を終えた今も。野田秀樹という演出家が、本番前に珍しくハグをしてからやろうと言ったことが印象に残っています。場所が違うことで何かが変わるわけではないのかもしれないけれど、この作品をロンドンでやる意味というものをすごく感じる瞬間でした」 ◆長澤まさみ 「ロンドンという地にいるのに、私たちは確実に日本という場所をその場に作り出した、そんな感覚で舞台に立っていました。伝えたい想いをこの場所に焼きつける様に、カンパニーの皆んなと手を取り合い最後まで駆け抜けたいと思います」 ◆永山瑛太 「本番前、野田さんからお客様の反応が日本とは違う、と聞いてはいましたが、冒頭から全く予想もしていない反応が起きて、思わず時が止まり、かなり動揺しました(笑)。野田秀樹さんの世界観が、イギリスのお客様にも伝わる事を肌で感じられる事が出来ました。この作品に携われた事は、ロンドン公演も含め、今後の俳優人生にとって、大きな意味を持つことを改めて痛感しました。感謝しかありません。ありがとうございます」 ◆野田秀樹氏 「厳しいロンドンで、これだけのカーテンコールとスタンディングオベイションをいただき率直に嬉しい。これほど初日を終えてほっとしていることもない。スタッフの仕事の質の高さが世界に通じるのは、経験上、確信していたが、作品のモチーフを、ロンドンの観客がどう捉えるのかドキドキしていた。けれども終演後、観客から生の声で『欧米人のクリエイターたちが決して創ることのできないものを創ってくれた。なにか目を覚ませと、頬っぺたでもひっぱたかれたみたいな気分だ』と聞いた時に、『あ、届いたな』と感じた」