【地縛少年花子くん2】緒方恵美、鬼頭明里ら登壇の先行上映会レポ
2025年1月12日(日)ごご4時30分から放送の『地縛少年花子くん2』。2024年12月14日(土)に、グランドシネマサンシャイン 池袋にてTVアニメ『地縛少年花子くん2』第1の怪、第2の怪の先行上映会が開催、緒方恵美、鬼頭明里、千葉翔也、土岐隼一が登壇したイベントレポートが到着した。 【関連画像】ステージの様子を見る(写真11点) 月刊『Gファンタジー』で連載中の、あいだいろによる大人気コミック『地縛少年花子くん』。2022年冬にはアニメ再始動プロジェクトが開始し、2023年&2024年秋にはショートアニメ『放課後少年花子くん』がテレビ放送&グローバル配信、そして2025年1月12日(日)ごご4時30分からはTBS系全国28局ネットにてTVアニメ『地縛少年花子くん2』が放送される。 放送を直前に控えた2024年12月14日(土)には、グランドシネマサンシャイン 池袋にてTVアニメ『地縛少年花子くん2』第1の怪、第2の怪の先行上映会が開催され、本編を楽しんだ観客のもとに緒方恵美(花子くん・つかさ役)、鬼頭明里(八尋寧々役)、千葉翔也(源光役)、土岐隼一(蒼井 茜役)が駆けつけ、各話の感想や今後の注目ポイントを語った。 ◆『花子くん』がパワーアップして帰って来た!◆ 上映直後の盛り上がりに包まれる会場にキャスト陣が登壇。早速、緒方さんは様々なシーンが描かれた第1の怪、第2の怪の中でも、鬼頭さんが花子くんに声を当てた “とあるシーン” が印象深かったと語ると「鬼頭明里は私の喋り方をああいう風に思っていたんだなって(笑)」と観客の笑いを誘う。 これに鬼頭さんは「上手にできていましたか?」と恐る恐る尋ねますが、なぜか緒方さんより先に千葉さんが「良かった!トレースしてたよ!」と大絶賛。「なんでお前が言うんだよ!(笑)」という土岐さんのツッコミも加わり、早くも息の合ったやり取りを繰り広げるキャスト陣。ステージが賑やかになったところで、肝心の緒方さんは「公式のツッコミといいますか、衝撃を受けました」と笑顔を見せていた。 改めて第1の怪、第2の怪の感想を問われた千葉さんは「始まったなと思いました。いつもの始まり方だけど、ちょっと違う部分もあったりして。パワーアップして帰って来たんだなって映像を見て感じました」と熱のこもったコメントで観客の共感を得た。 また、第1の怪、第2の怪で描かれた『三人の時計守』のエピソードをきっかけに、よりキャラクター性が深まった茜について盛り上がる場面も。演じる土岐さんは、茜についてやっと話せることができたと喜びをあらわにするとともに、『三人の時計守』のエピソードでは茜だけではなく物語の根幹に関わる部分が動き出すきっかけにもなっていると話した。 土岐さんの話を聞いた千葉さんは「(あいだいろ)先生の頭の中で、最初から茜は『時計守』だったのか気になります。ただの変態幼馴染じゃなくて(笑)。しかも、この後、どんどんカッコよくなるじゃないですか」と興味津々。これに土岐さんは「変態のまま終わってたら僕はここにはいないからね」と冷静なツッコミで会場の笑いを誘いつつ、茜の今後の活躍を匂わせた。 今回のイベントに合わせて、『三人の時計守』の一人で過去を司る怪異・カコ役を大塚芳忠さん、未来を司る怪異・ミライ役を釘宮理恵さんが演じることが発表。 ここで緒方さんが「第1期の頃、監督、音響監督に『この作品のキャストは学生チームと怪異チームがあります。学生チームは若手の声優にやってもらうけど、怪異チームはこの業界に何十年も巣食っていて、いまだに若い役をやっている妖怪のような声優』といったことをずっと言われていたんです(笑)」と暴露し、他のキャスト・お客さん共に大爆笑! 「そうした中で来ました、釘宮!」と続けると大喝采が起こり、土岐さんはスタッフ陣が満場一致でミライ役は釘宮さんに決めていたことを明かした。 また、大塚さんの演技について千葉さんは「おもしろおかしく喋っているんだけど渋さがあって、カコが “良いやつなのか、悪いやつなのか” がわからない感じがぴったり」と、その圧巻の演技力について目を輝かせた。 ◆キャスト陣が一文字で注目ポイントを紹介◆ ここで、演じるキャラクターの注目ポイントを漢字一文字で紹介するバラエティコーナーを実施! トップバッターの土岐さんは、物語がより待ち遠しくなる言葉を準備したと前置くと、スクリーンに映されたのは、土岐さん演じる茜が好きなキャラクターを表す「葵」の文字。「やっぱり」と言わんばかりの声が起こるが、今回はもう一文字用意してきたそうで、「嫌」の文字が映し出される。 どのような意味なのか疑問が浮かぶ一同だが、「一番、とある人から言われている言葉なんですよ」と土岐さんが説明すると、鬼頭さんが「結局、葵ちゃん?」とツッコミ。これに土岐さんは「そりゃそうでしょうよ(笑)! でも、今回は言われているだけじゃないんです。話が進んでいくとこの言葉がいろいろなところで出てくるし、とっても大事なシーンでもこの言葉が効いてきます」と意味深な表情を見せると、キャスト陣は「あ~!」とその真意を理解した様子だった。 「代」を選んだ千葉さんは、その言葉の裏にある想いを光の目線で紹介。「第2期は願いを叶えてもらうための “代償” という言葉がキーになる。 “誰かが誰かの代わりなのか” とか、 “なにかのために、誰かのために頑張る” とか。そんな中、光くんはすごく人のために頑張れる子ですが、 “光くんがひとりでできないことでも、みんなとならできる” というのが第1期だとしたら、第2期の光くんはすごく孤独に頑張ったりするので、ぜひ注目してほしいです」と語気を強めた。 千葉さんの真剣な言葉に感動した鬼頭さんは、「任せてください」と自信満々な様子ですが、選んだ文字は「根」。大根足をからかわれる寧々を演じる鬼頭さんらしいセレクトに、すかさず「大根やないか!!」と土岐さんがツッコミ。しかし、この一文字に込めた意味はそれだけではないようで、「寧々はヒロインなんですけど、すごく根性がある子だと思っていて。その根性でいろいろな困難を乗り越えていくところが第2期ではより増えているので、この “根” に決めました!」と、改めて寧々というキャラクターの魅力を再確認させるような熱い理由を明かしてくれた。 「この作品のすべてを表すとなると、どうしようかなと。もう、これしかないと思って」と前置いた緒方さんが選んだのは「弐」。「おぉー」という声が会場に響くと、 “2(第2期)” だからという意味もありますし、自分は二役やっているという意味もあります。そして、この作品は二面性があるじゃないですか」と一同納得の理由を語ってくれた。 お知らせコーナーでは、「TVアニメ『地縛少年花子くん2』スペシャルナビ」が2025年1月5日(日)ごご4時30分から放送されることに加えて、主題歌、ラジオ、原作情報などをおさらい。キャストが関わる企画も盛りだくさんということで、一同、気合い十分な様子を覗かせた。 最後に、充実の舞台挨拶を振り返った緒方さんは、「第2期は、第1期の良いものを引き継いだまま、いろいろな形でグレードアップしました。みなさんには引き続き楽しんでいただけますし、第1期を見ていない方にも、いろいろな世代の方にも面白いと思ってもらえる作品になっています。せっかくの、せっかくの全国ネットでございますから!(笑)日曜の夕方、トレンドにあがることを心待ちにしています」とメッセージを残してイベントを締めくくった。 『地縛少年花子くん2』は、2025年1月12日(日)ごご4時30分から放送開始。本編もお楽しみに。 (C)あいだいろ/SQUARE ENIX・「地縛少年花子くん2」製作委員会
アニメージュプラス 編集部