【2024年12月 日本の出来事】被団協がオスロでノーベル平和賞受賞式に臨んだ。戦後80年・被爆80年の2025年、受賞の意味を改めてかみしめたい
麹(こうじ)を使う伝統的酒造りがユネスコの世界無形文化遺産に登録され、ノルウェー・オスロで田中熙巳さんら被団協の代表委員3人にノーベル平和賞のメダルと賞状が贈られた。田中さんは講演で核兵器廃絶を「心からの願い」と語った。54歳中山美穂さんの早すぎる死。ナベツネこと、読売新聞の渡辺恒雄氏が大往生。ホンダと日産が経営統合の協議をスタートするなど師走の主な出来事を振り返る。
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日本維新の会の新代表に大阪府知事の吉村洋文氏を選出。国会議員団長を兼ねる共同代表には前原誠司元外相を起用。
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従来型の健康保険証の新規発行が停止し「マイナ保険証」への移行が本格化。マイナンバーカードを持たない人には資格確認書を交付。
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太平洋クロマグロの資源管理を協議する国際会議で2025年以降の漁獲枠拡大を正式決定。日本は現行比で、30キロ以上の大型魚が1.5倍、30キロ未満の小型魚は1割増える。
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南米パラグアイで開かれた国連教育科学文化機関(ユネスコ)の政府間委員会は麹(こうじ)菌を用いる日本酒や本格焼酎などの「伝統的酒造り」を無形文化遺産に登録することを決定した。
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厚生労働省は、移植件数の増加を狙い脳死や心肺停止後の移植臓器をあっせんする日本臓器移植ネットワークの業務を分割しあっせん機関を複数化するなどの改革案をまとめた。
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中国電力が島根原発2号機(松江市)を再稼働させた。東日本大震災後の2012年1月に停止して以来約13年ぶり。事故を起こした東京電力福島第1原発と同じ沸騰水型軽水炉で、同型炉の再稼働は東北電力女川原発2号機(宮城県)に次いで2基目。
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サッカーのJ1リーグ最終節で首位のヴィッセル神戸が湘南ベルマーレを3-0で下し優勝した。2季連続2度目の頂点。天皇杯との2冠も達成。
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皇后雅子さまが61歳の誕生日を迎えた。宮内庁を通じて出した文書で1年を振り返り、震災の被災地への思いなどをつづられた。