T・ヘルナンデス、「ドジャースとレッドソックスが有力候補」と報道…フェンウェイ・パークで抜群の成績、ソトの動向に影響か
大リーグ、ドジャースからフリーエージェント(FA)となったテオスカー・ヘルナンデス外野手の移籍先として、MLBネットワークのジョン・モロシ記者は22日、番組内で「ドジャースとレッドソックスの2チームが有力候補」と報じた。T・ヘルナンデス自身は「ドジャースの残留が最優先」と語っているが、今季、33本塁打、99打点とキャリハイの成績を残した右の大砲にはFA市場で人気が高まっている。 長期契約を望む32歳のT・ヘルナンデスにドジャースがどれぐらいの契約を提示するかは焦点の一つだ。ベッツの内野再転向を計画していて、外野の補強は、先発投手と同様にオフの優先課題。ポストシーズンでも勝負強さを示したT・ヘルナンデスをチームも高く評価しているが、来年33歳になる年齢も考えなければならない。 一方、レッドソックスも外野手の補強に積極的にみえる。T・ヘルナンデスは本拠地としない球場の中で、レッドソックスの本拠地フェンウェイ・パークで最多の14本塁打を放っている。レッドソックスが狙う理由として、この点をモロシ記者は指摘した。 T・ヘルナンデスの去就に影響を与えそうなのが、FAの目玉外野手のフアン・ソトの移籍先だ。米報道によれば、ソトの契約を巡って、ニューヨークの2チーム、ヤンキースとメッツ、さらにドジャースとレッドソックス、ブルージェイズなどが面談をしたという。強打の外野手が欲しく、獲得を逃した球団が、T・ヘルナンデス獲りにシフトする球団もありそうだ。 いずれにしても、T・ヘルナンデス陣営は、ソトの巨額契約がまとまった後に本格交渉に入ることが理にかなっているようにみえる。
中日スポーツ