京都国際が甲子園初勝利 延長で柴田に競り勝つ 選抜高校野球
第93回選抜高校野球大会は第5日の24日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で1回戦が行われ、京都国際が延長戦の末に柴田(宮城)を5-4で破り、春夏通じて初出場同士の対決を制した。第8日(27日)の2回戦で東海大菅生(東京)と対戦する。 【京都国際vs柴田の試合を写真特集で】 京都国際が延長戦を制した。2点を追う七回は武田の3点三塁打で逆転に成功。同点の十回は中川の右前適時打と辻井の適時二塁打で2点を勝ち越し、2番手・平野がリードを守った。柴田は七回に菅野のこの日2本目となる適時打で追いつき、十回も1点差まで詰め寄ったが、相手を上回る14安打を生かし切れなかった。 ◇京都国際・小牧憲継監督 (先発投手で4番の)森下の投打の状態があそこまで悪いのは初めて。ゲームプランは崩れたが、よくひっくり返した。(森下の)球数が100球に近づいていたので、六回に平野に代えた。 ◇柴田・平塚誠監督 勝敗を分けたのは、七回の野選やバント処理。今まではできていたが、甲子園ではできなかった。谷木は昨秋は変化球で多くて抑えていたので、直球中心に序盤で押した。まずまず抑えられた。 ◇柴田・谷木亮太投手 チームの決まりごとは先頭打者を出さないことだったが、点を取られた回は先頭を(四球で)出して相手に流れを渡してしまった。昨秋は変化球中心で投げていたので(相手が)狙ってくると思い、直球中心にして、うまく打ち取れたのは良かった。 ◇全31試合を動画中継 公式サイト「センバツLIVE!」では、大会期間中、全31試合を中継します(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2021)。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/senbatsu/)でも展開します。