岩井俊二が「キリエのうた」再編集したドラマ「路上のルカ」放送、未公開映像も収録
映画「キリエのうた」を監督の岩井俊二が再編集したドラマ「路上のルカ」が、7月28日18時30分から24時40分に日本映画専門チャンネルで独占放送される。 【画像】ドラマ「路上のルカ」場面写真はこちら 宮城、大阪、北海道、東京を舞台に、時系列を入れ替えながらストーリーが紡がれた「キリエのうた」。岩井が手がけた脚本は時系列に沿って執筆されており、今回はこの脚本と初期編集版をもとに全10話、5時間半超えのドラマが制作された。 「路上のルカ」には、主人公キリエと夏彦のシーンや、キリエが楽曲「幻影」を歌唱するシーンなどの未公開映像を収録。岩井は「『路上のルカ』は『キリエのうた』のそれぞれのエピソードをじっくりたっぷり描いていて、物語の向かって行く先は一緒でも、まるで違う体感、読後感の作品になりました」とコメントした。 2023年に公開された「キリエのうた」は、歌うことでしか声を出せない住所不定の路上ミュージシャン・キリエを軸に、彼女の音楽がつなぐ13年に及ぶ壮大な愛を描いた物語。キリエをアイナ・ジ・エンド、姿を消した婚約者を探す青年・夏彦を松村北斗(SixTONES)、傷付いた人々に寄り添う小学校教師・フミを黒木華、過去と名前を捨ててキリエのマネージャーになる謎めいた女性・イッコを広瀬すずが演じた。 ■ 岩井俊二 コメント 「路上のルカ」は「キリエのうた」のそれぞれのエピソードをじっくりたっぷり描いていて、物語の向かって行く先は一緒でも、まるで違う体感、読後感の作品になりました。音楽も出来る限りロングサイズに編集しました。怒濤のように駆け抜けたあの物語をミュージアム感覚でゆっくり堪能して頂けるかと思っております。是非、ご覧下さい! (c)2023 Kyrie Film Band