ウインブルドン激闘の裏側で「男が女のために勝つ時」と勝利したフリッツの恋人が“DV疑惑のズベレフ”を嘲笑<SMASH>
ソーシャルメディアの人気インフルエンサーとして知られるモーガン・リドルは、恋人のテイラー・フリッツ(アメリカ/世界ランク12位)が「女性のために」アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同4位)を破ったと主張。そのことで波紋を呼んでいる。 【画像】フリッツの恋人リドルが今回の試合で発信した問題のメッセージ 問題となっているのは現在開催中のテニス四大大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン)の男子シングルス4回戦でのこと。ベスト8進出をかけてコート立ったフリッツだが、ズベレフの前に立ち上がりから2セットを奪われる苦しい展開。だがここから驚異的な追い上げをみせて3セットを連取。ドラマチックな大逆転の末に勝利を飾ったのである。 この注目の一番に際してリドルは、ウインブルドンのセンターコートの写真とともに「大声援を送る女性たち」と書かれたメッセージを投稿。さらに「女性の皆さん、声を大にして応援しましょう」とも書いて公開した。 そして試合後には自身のインスタグラムのストーリーズへ、フリッツの勝利を祝って楽しそうにダンスをする動画と一緒に「男が女のために勝つ時」のメッセージを添えて公開。その姿はまるでズベレフをあざ笑っているようにも見える(現在投稿は削除済み)。 こうしたメッセージは、元恋人へのDV(家庭内暴力)疑惑が報じられているズベレフを意識したものと思われ、ズベレフを「全ての女性の敵」とみなしてSNSのフォロワーを焚き付けたものとみられている。なお、DV疑惑は事実無根と主張していたズベレフは元恋人を法定外で和解し、裁判所は今年6月に裁判を終結させている。 逆転負けしたズベレフは試合後「彼(フリッツ)のチームを尊敬しているし、彼のコーチや理学療法士、セカンドコーチも非常に尊敬している。でも、テニス関係者でなくても、毎回試合を見ているわけでもない他の人たちもいるようだ。彼らは少し大げさだった」と皮肉を込め、「でも、テイラーには何の問題もないし、彼は素晴らしい人だ」とも語った。 なお、ズベレフに勝利したフリッツは自身初となる四大大会ベスト4進出を懸けて、準々決勝ではテクニシャンのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア/同25位)と対戦する。 構成●スマッシュ編集部