「生きていることが奇跡」交通事故の被害者遺族が高校で講演 全校生徒ら約500人に命の尊さ訴えかける
三重県伊勢市の県立明野高校で7月9日、交通事故で高校生だった息子を亡くした大草(おおくさ)さつきさんが講演し、高校生が「命」について考えました。 【動画で見る】「生きていることが奇跡」交通事故の被害者遺族が高校で講演 全校生徒ら約500人に命の尊さ訴えかける 9日、伊勢市の県立明野高校で講演したのは、2009年に当時高校2年だったひとり息子の侑真(ゆうま)さんを交通事故で亡くした大草(おおくさ)さつきさん(66)です。 悲しみの中、周囲の「がんばれ」という言葉に苦しめられた経験などを明かした上で「生きていることが奇跡だと考えるようになった」と話し、全校生徒らおよそ500人に命の尊さを訴えかけました。 生徒: 「大切な人とかと、もっとしっかりコミュニケーションを取ろうという考えにもなりましたし、自分自身の命も私のことを大事に思ってくれている人のために、もっと大事にしていかなきゃなと思いました」 別の生徒: 「実感がないからあまり大切さがよく分かっていない部分が多いんですけど。普段からそういう意識を心がけて、人に接していきたいなと思っています」