広島・呉で「海洋文化都市くれ海博2024」を10日に開催。商船三井グループやJMUも参加
広島県呉市で10日、産学共同イベント「海洋文化都市くれ海博2024~海の魅力を知る、海で世界につながる」が開かれる。開催時間は午前10時から午後4時まで。商船三井グループやJMU(ジャパンマリンユナイテッド)も参加する。 今回のイベントは、呉市と広島大学が推進する「Town&Gown(タウン・アンド・ガウン)構想」に基づき、海に関する仕事や研究、最新技術に触れられる体験型イベントを提供する。 大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)周辺では海洋・海事関連の企業・団体の紹介ブース、船の展示・見学、子ども向けのセミナーやワークショップがある。水素を燃料に使う旅客船の体験航海も予定。 海上保安大学校の新しい練習船「いつくしま」の一般公開や、JMU呉事業所での造船所見学も予定している。 呉市は「アジアにおける新たな海洋・海事の拠点づくり」を目指し、広島大と共同で「Town&Gown構想」を推進。両者と海保大、笹川平和財団の4者をはじめとする関係団体が連携し、呉市の特色である「海洋・海事」をテーマに、海洋・海事分野の課題解決や地域経済の活性化に向けた取り組みをする。 呉市は同構想を推進し、海洋・海事の国際的拠点づくりの取り組みを積極的に進めていくため、行政機関や教育機関、関係団体、企業など58団体で構成する「海洋文化都市くれ推進協議会」を今年1月末に設立している。
日本海事新聞社