内燃機関だけのV8ユニット最後のベントレー・コンチネンタルGT 10人の幸運なオーナーのために
次期モデルはV8のPHEVを搭載
ベントレーは、W12気筒エンジンに続き、主力の現行4.0リッターV8ツインターボ・エンジンの生産終了をすでにアナウンス済みだ。そのV8エンジンを積む最後のコンチネンタルGTアズールとなる「ラスト・オブ・ライン・コレクション」を10台限定で販売する。 【写真7枚】W12とともに生産を終了する内燃機関のみの現行V8エンジンの最後を飾る特別仕様車として10代のみが販売される「コンチネンタルGTアズール・ラスト・オブ・ライン・コレクション」の詳細画像をチェック マリナーが製作を担当 製作は、ベントレーのビスポーク&コーチビルド部門のマリナーが担当。乗員すべてに提供される高い快適性をはじめ、エレガントな内外装はマリナーにより手作りされ、ラインオフされる。 ◆ピンストライプの入った白色のボディ ボディ・カラーは、ソリッドホワイトの「アークティカ」をまとい、ブラックライン・スペック、ボディ同色のピンストライプの入った22インチ10スポーク・ホイール(Mullinerセルフレベリング・ホイールバッジ付き)が足元をキリッと引き締めている。さらに、GTブラックルーフなど黒のアクセントが配色されていて、スポーティムードを強調する。 さらに、ボディキットの「スタイリングスペシフィケーション」が標準装備。フロントとサイド、リアの各パーツにボディ同色の「アークティカ」のピンストライプが配置され、白×黒のコーディネイトで「ラスト・オブ・ライン・コレクション」のデザインテーマが表現されている。 ◆漆黒の世界観を表現 内装には、通常の「カラースプリットD」をベースにデザインされた「インテリアカラースプリット」が用意され、ブラックの「ベルーガ」のシングルトーンでコーディネイト。 さらに、ピアノブラックのウッドパネル、「シングルフィニッシュ・ヴェニア」により、フェイシアからドア・ライニング、アッパーブルズアイヴェインズまで「アークティカ」のピンストライプが施されていて、センターコンソールもピアノブラック仕上げになっている。これらの組み合わせにより漆黒の世界観が演出されている。 また、ヘッドレストやトレッド・プレートには、限定車であることを示す「Last of Line」(ラスト・オプ・ライン)のロゴが加えられ、特別な10台であることを示している。 価格は4165万7000円で、デリバリー開始は2024年6月からの予定となっている。 文=塚田勝弘 (ENGINE WEBオリジナル)
ENGINE編集部
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