ドジャース大谷翔平の年俸後払い契約が再び物議 米スポーツサイト「ドジャー・ブルー」反論
ドジャースの大谷翔平投手(30)の年俸の後払い契約が再び物議を呼んでいる。米スポーツサイト「ドジャー・ブルー」は2日(日本時間3日)、公式ユーチューブを更新し「ドジャースが後払いについて積極的であることについての批判なら分かるが、ドジャースだけがやっているとか、ドジャースがルールを破っているという意見は間違っている」と反論した。 ドジャースが新たに契約したブレイク・スネル投手(31)が6200万ドル(約93億円)、トミー・エドマン外野手(29)も2500万ドル(約37億5000万円)の後払いを選択したことから強く批判されているからだ。 司会のジェフ・スピーゲル氏が「スポトラックによれば、ドジャースは、2020年7月以降、9億8900万ドル(約1485億円)の後払い契約がある。大谷の6億8000万ドル(約1020億円)は桁違いだが、彼を除いてもドジャースは2億8400万ドル(約426億円)が後払い契約」と語るとこう続けた。 「ドジャース以外の現役選手の契約で後払いのものを全て足しても2億7150万ドル(約407億円)。球界で後払いは一般的だし、ドジャースは確かに他球団よりその割合が多いがそれは決して球界にとって悪いわけでも、違法でもない」 マシュー・モレノ編集長が「後払いだとしても、契約から2年したら、ドジャースはいつでも払えるようにお金を準備しておかなければならないのがルール。後払い契約は、現在のドジャースが見いだした最高の戦略。だが、誰も選手たちに後払いを強制していない。選手らが拒否すれば、金額を調整して提示するだけ。全てはCBA(労使協定)に基づいているし、双方にとって得がある。年俸を低く抑える球団があるように、彼らは自分たちに合ったやり方を選択しただけ」と指摘した。 財政的に余裕があるドジャースだからできること。批判が消えることはないだろう。
東スポWEB