岸和田市長、議会解散の意向固める 自身の性的関係めぐり不信任可決
大阪府岸和田市の永野耕平市長が、市長の不信任決議を可決した市議会を解散する意向を固めたことがわかった。辞職または失職を選ばず、まずは議会を解散したうえで、選挙を経た市議会に再び不信任かどうかを問いたい考えとみられる。24日に記者会見を開き、説明する予定。解散した場合、市長と議会との対立がいっそう深まりそうだ。 【写真】烏野隆生・市議会議長から不信任決議の通知書を受け取る永野耕平市長(右)=2024年12月20日、大阪府岸和田市役所、田中章博撮影 永野市長は、政治活動で関わりのあった女性と性的関係を続けたことをめぐり、謝罪して解決金500万円を払う内容で大阪地裁で和解した。これについて市議会は3日、全員協議会を開いて永野市長に質問。議員の一部からは辞職を求める声も上がった。 永野市長は6日に開いた記者会見で「不適切な不倫の関係にあった」と認めて謝罪。所属していた地域政党・大阪維新の会(代表=吉村洋文大阪府知事)は8日に離党勧告処分を決定し、永野市長から出ていた離党届を受理した。
朝日新聞社