成多美寿々として漫画に登場する成田プロは17年7月、現実と誌面で"同時優勝"という"快挙"を達成した

週刊ゴルフダイジェストの人気ゴルフ漫画「オーイ! とんぼ」のテレビアニメが4月6日（土）朝10時にテレビ東京系列でスタートする。放送に先駆け「とんぼ」を愛読し、"とんぼ愛"を語りたい著名人にインタビューを敢行。初回放送まで、毎日7回に分けて紹介していく。4回目は漫画の中にも"登場する" 「成多美寿々」こと成田美寿々プロをお届けする。

GD　成田プロは、プロゴルフ界で早くから"とんぼ推し宣言"をしていただいた恩人です。 成田　だから、私もうれしいです。ゴルフ雑誌から生まれた漫画がアニメ化されることは貴重だし、これまでゴルフをよく知らなかったという方に知ってもらえるチャンスですよね。 GD　そもそも成田プロ自身が漫画に出演されています。 成田　あはは。正確には「成多美寿々」ですけどね（笑）。 GD　そもそも「オーイ! とんぼ」を読み始めたきっかけは? 成田　ゴルフの勉強に熱心な父の影響ですね。いろんなゴルフ雑誌を読んでは、付箋を付けておく人なんです。私への「ここを読んでおきなさい」というメッセージですね。で、「週刊ゴルフダイジェスト」にも、もちろん付箋が付いていましたが「とんぼ」のページにも付いていたんです。漫画に付箋が付いていたのは初めてだったと思います。 GD　大のマンガ好きで知られる成田プロが考える「オーイ! とんぼ」の魅力とは? 成田　とんぼがゴルフを"遊びの道具"として使っていたのが新鮮でした。自分はプロゴルファーになってから読んだので、とんぼの様子を見ながら「ああ、私もこういう気持ちでゴルフを楽しんでいたこともあったなあ」って。12歳でゴルフを始めたんですが、最初はドライバーで飛ばすのが楽しくて。アイアンは「ダダーン」みたいな変な音しかしませんでしたけど（笑）。 GD　そこからはトントン拍子に上達を……。 成田　してないです（笑）。最初に出た大会は、100を切っている人しか出場できない大会だったんですが、少々サバを読み……。でも、出てみたら「98」。それが初めての100切りでした。そのご褒美で、父が焼き肉に連れて行ってくれたことも覚えています。 GD　そこからプロゴルファーへの道へ……。 成田　もともとプロのアスリートになりたいと思っていたんですが「ゴルフだ」と思うようになりました。 GD　練習は厳しかった? 成田　中3から井上（透）コーチのところに通いましたが、井上さんは「真っすぐだけじゃなくて曲げられるようになりなさい」と言う人で、すっごく大きなスライスを打ったりドローを打ったり。遊び感覚でやらせてくれて、とんぼのゴルフに通じるところがありました。 GD　井上コーチといえば理論派のイメージですが。 成田　ええ。でも、遊び感覚のなかでも「手をこうすると、なぜ球がこう曲がるか」と理論も教えてくれたんです。ただし、聞けば教えてくれるというスタイルで、彼から言ってくることはないんです。井上さんの人柄なのかな……あれだけの理論がありながら「気持ち悪かったらやらなくていいよー」とか平気で言うし（笑）。 GD　ちなみに、「オーイ! とんぼ」のなかで好きなシーンは?