輪島塗地球儀「万博に」 輪島市 国や県、経団連と調整
坂口茂輪島市長は10日、石川県輪島漆芸美術館の輪島塗大型地球儀「夜の地球」について、来年4月に開幕する2025年大阪・関西万博への出展に向け、国や石川県、経団連と調整を進める方針を示した。市議会本会議の答弁で「世界各国から訪れる来場者に輪島塗の魅力を発信できる絶好の機会だ」と強調した。 「夜の地球」は輪島塗技術保存会が2017年から5年がかりで仕上げた。万博協会長を務める経団連の十倉雅和会長が11月に経団連と北陸経済連合会の視察で輪島を訪れた際、輪島塗の魅力に加え、平和を伝える展示として、万博への出品を市に提案していた。